床の上にまた床?
5月のゴールデンウィークに施工が予定されている面白い商品です。実物のサンプルを打ち合わせ用に取り寄せたのでご紹介させていただきますね(^^)
床の上に床を作れる?この商品。一般的には学校関係だとパソコン室、企業様では事務所スペースなどに多く使われます。
なんで床の上に床を作るのか?といいますと、パソコン室や事務所スペースなどをよ〜く想像していただくとわかるのですが、そういったお部屋にはケーブル類が蛇のようにあちらこちらを占拠しています。
そうすると、つまずいて転んだりする危険性がありますよね。だから、その配線を全部床下にしまっちゃおう!っていう考え方が生まれるわけです(^^)
このタイプは置き床式と呼ばれるもので、このほかに調整式と呼ばれるタイプもあります。
断面的に見るとこうなります。写真を撮ったのはテーブルの上ですが、テーブルとの間にわずかながら隙間が空いているのがおわかりいただけると思います。
素材はプラスチック。大きさは25センチ〜50センチほどの物まであります。
調整式と呼ばれる物は「鉄板系」や「石材系」がメインで、支えとなる足の部分がネジ式になっていて、多少斜めになっている床でもそのネジを調整することで床面を平らにすることが出来るようになっています。
この床の名称は『OAフロアー』とか『フリーアクセスフロア』、『構造床』・・・などと建設業界では呼ばれていて、仕上げに使われる材料は『タイルカーペット』が一般的です。
上の写真の商品は木目調のデザインが施されていますがおわかりいただけますか?
『硬質塩ビタイル』と呼ばれるもので、写真のデザイン以外にも色々な色・柄のバリエーションを付けることが可能です。
その一例がこの写真。アップで撮ればもっと分かりやすかったんですが、単色系・大理石調・石目調・・・など色々あります。
一般のご家庭では殆ど見受けられない商品なので、なじみが薄いと思いますが、もしかするとお勤めになられている会社の事務所の床はこのような床構造になっているかも知れませんよ!
目安は床に配線が見えているかいないかです。機会があったら確認してみてはいかが(^。^)
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