魂の施工報告です(^^ゞ
本日の手すり工事現場です。
ご利用者様は、過去に転倒なさった影響から大腿骨に金具を入れるという大手術をなさり、手には力が入るものの歩行に多少の困難があります。
これは、ベットのある寝室から、一番近いトイレまでの動線に配置した手すりです。
左側はすべて収納になっているので、手すりが付けられませんでした。
壁の折り返し部分に取り付けた縦型手すりの金具拡大写真です。
出隅に取り付ける専用の金物。
この金具を利用することによって廊下から入ってきた時も部屋側から掴んで行こうとする時も楽に掴むことが出来るようになります。
トイレ内部です。
足の運びに不自由が残るご利用者様が安全に便座へ移動できるようにするために、扉を開けてからすぐに掴むための横手すりを配置。
そして、それに連続させて便座で立ち座りするためのL型手すりを配置してあります。
写真の奥は食堂、手前は廊下、出てすぐが脱衣場になっています。
たった1m程度の壁ですが、ココを移動するだけでもご利用者様にとっては大変困難を極めます。
健常者であれば難なく通過してしまいそうな所でも、ご利用者様の環境によっては例え数十センチでも必要な場所に必要なものが無ければ、そこが危険箇所となってしまうことがあります。
今日のお宅では、金具を安全に固定するために補強板を利用しています。
通常であれば柱のような木が縦に組まれているのですが、今日のケースではそれに準ずる木が30センチの間隔で横に組まれていました。
縦に柱のような木が組まれていれば、おおよそ(トイレのL型手すりの場合を除く)補強の板は必要ありません。
でも、横に木が組まれている場合は、手すりを横に配置する場合の基準となる高さとは全くずれた位置に下地の木があるため、どうしても、補強板の必要性が出ます。
安心・安全の確保のためには、多少見栄えがよくないですが、補強板を取り付けることが重要となる良い例です(^^ゞ
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