玄関上がり口と深い浴槽
今日の午前中は手すり工事でした。場所は富士宮。
段差の大きい玄関。なかなか一息では上がりにくい、そしておりにくい高さです。
出かける時は一度腰を掛けてからのお出かけとのこと。今回は少し長めに設置しました^^
続いては浴室の横手すり。こちらは養生風景。タイルに穴を開けるので、コンクリートの粉が浴槽内に落ちないようにするためです。
緑色のタイル壁に白く見えているのは、金具を固定するために明けた下穴(コンクリート用のビスを止めるための小さな穴のこと)からの壁内浸水を防ぐために施工した『防水コーキング』です。
手すりは付いたけど、壁の中に水が浸入して内壁が腐ってしまっては意味がないですからね。取り付けてしまえば見えなくなる部分ですが、この一手間は絶対に忘れてはいけないことです!
日本の古い浴室の浴槽は深さが大体60センチほどあります。体のご不自由な方にとっては、その深さから立ち上がる時につかまる場所がないのはとても不便さを覚えるんですね。
そして、つかまるところがないために、転倒の危険性があります。
高齢者がお住まいになっている自宅での死亡原因・・・一番高い確率の場所は『浴室』です。温度差も関係してきますが、転倒する危険が一番高いからです。
寒い時期は、脱衣場を暖房器具で暖め、浴室内は湯気が充満しているくらいの方が寒暖の差が生じにくく、このましいとされています。ご参考まで^^;
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