雨でも頑張っちゃいました!

あきぽぴ

2010年03月09日 19:07

いあやぁ~!今日はメチャクチャ寒かったですね。雨も冷たかったぁ~。みぞれが舞ったエリアがあったとか?

でも、こんなに雨続きだと色々と作業に支障が出始めてしまうので困りものです。外工事の関係が完全にストップ状態(泣)

お客様は急がれているし・・・悩みどころ満載です(大汗)

さてさて、そんな天気の状況の中、我々の工事を首を長くして待っている方々がいらっしゃいます。
その方達とは、介護保険適用の体のご不自由なご利用者様達です。

今日は、天気も悪かったのですが、いち早く処理をして下さい!という介護ショップA様からのプッシュもあり、ご利用者様にもご協力いただき頑張って作業を進めて参りました(^-^)



これは廊下を養生した時のもの。無理を承知でお宅の中で手すりの棒や補強板を加工させていただきました。



その結果としてできあがった今日の魂の施工結果がこちら・・・。

トイレの内部です。奥行きのあるトイレ。手前の横手すりは歩行時につかみやすい高さを設定。便器寄りのL型に連続して繋げてあります。

本日のご利用者様は『白内障&緑内障』を患う目のご不自由な方。色相によっては見えないこともあるそうです。だから、奥行きのあるトイレにはいる時はいつも便器にたどり着くまでが怖かったそうです。



2階に寝室を設けているご利用者様。当然、階段の上り下りにもかなりの恐怖感を抱いていらっしゃいました。
時には踏み外して転がり落ちそうになったこともあるくらいだそうです。

そんな危険性を回避するため、今回は階段室にご利用者様の掴まりやすい高さを設定した上で手すりを配置しました。

この写真は階段の登り始め部分です。



階段は回り階段になっており、折り返しの部分に相当する階段の足を踏む板の形は『三角形』担っています。なるべく壁側の広く板がある箇所を手探りでも登り降りできるように、板巾の広い壁側を優先に手すりを配置しました。



こちらの写真を見ていただくと板巾の違いがハッキリとわかると思います。壁沿いを歩かず、廻り階段の中心を歩こうとすると足を踏み外す危険度は確かに上がると考えられますよね。



こちらの写真は2階から1階へ降りていくスタート部分です。

降り始めの時に『ここから階段が始まりますよ!』ということがわかりやすくなるようになる意味も含め、手すりは2階の床がある部分にも少し横に延長して、降りるタイミングを計りやすくしました。

時と場合によってですが、この横手すり部分を取り付けないこともあります。本日のご利用者様のように目がご不自由な方や筋力に不安のある方などの場合は必ずと言っていいほど、登り切った先に延長して横手すりを連続は位置するケースが多いです。


さぁ!恒例のご利用者様チェックです。先ずは開口一番『トイレに付けた手すりは綺麗に出来てるわ。板もオシャレ。高さもいいみたい!』と笑みを浮かべて下さいました。

そして、昨夜まで恐怖に感じていた階段の上り下り・・・。『やっと掴まるところが出来たから今夜からは安心して登り降りできます。』施工後に階段を登り降りしていただいて、そんな感想をいただきました。

帰りには『寒い中ありがとうね』と暖かいお茶を出して下さいました。心も体も温まることが出来ました。

明日は、由比に手すり工事の打合せに出没。山ののり面に建つお宅だとか・・・。なんだか難しそうな施工の予感がしています(汗)

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