ベランダの危ない段差
今日は、介護ショップA様と共に先月現場調査を実施していた沼津のお宅へ伺って参りました。
こちらのお宅・・・マンションです。施工箇所はベランダです。
ナゼ、ベランダに施工が必要だったかと言うことは以下の写真をご覧いただければお判りいただけると思いますので、ご紹介いたしますね(^.^)
ご覧いただいてお判りいただけるように、こちらのお宅の場合、お部屋の床からベランダのコンクリート部分までにかなりの段差があります。
普段から杖を突きながら生活をされているご利用者様に取っては、この段差を乗り越えるのは非常に危なく、足を上げることもままならない状態になってきてしまっているとのことでした。
写真の上の方には洗濯機が置かれています。生活上欠かせない家事の一つである洗濯機までたどり着くにも危険箇所が難題となっていたんですね。
そこで、今回私どもは『樹脂製のすのこ』を作成しました!
ナゼ樹脂製にしたかというと、答えは簡単です!『耐久性に優れているから』
木製で作成して塗装を掛けたすのこも良いのですが、どうしても経年劣化で弱くなりがち。安心・安全のスタンスを崩すわけには行かないので、今回のような作成方法となりました。
この樹脂製すのこ・・・かなり重いです。移動しやすいように分割して納品させていただきました。
因みに、表面に見えているねずみ色の部分は、雨に濡れても滑りにくい加工が施されています。
ひっくり返すとこんな構造になっています。四隅には、『アジャスター』と呼ばれる高さ調節機構のダイヤルが取り付けられています。なるべくお部屋の床と平行にしてあげられるようにするための作戦です(^-^)
さてさて、恒例のご利用者様チェック!本日のお言葉は・・・「いやいや、楽になったね。夏はココでごろ寝も出来そうだね(笑)」とおっしゃられ、かなりお気に召していただけたようです。
普段何気なく乗り越えているベランダの段差。体のご不自由な方々にとっては『崖の上の・・・』なのでしょうねぇ〜。
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