今日は本当ならば午後に予定されていたご利用者のお宅への施工。
突然、朝からゆく予定だった別の現場が出来ないという連絡が入ったので、急遽午前中から作業をさせていただくことにさせていただくことになりました。
ご利用者様がデイサービスなどで不在でなくてホットしました。
こちらは玄関です。
足のご不自由なご利用者様は、玄関の登り降りにご苦労なさっていました。ご自宅の中でも移動には杖を突かれていますので、段差のある玄関先は非常に神経をとがらせるスペースだったと言えます。
こちらは玄関を外から捉えた写真です。取り付けた手すりは連続した逆T字型。
横型は・・・玄関ポーチ部分からの高さを優先で決めました。外出先から帰ってくる時に掴まりやすい高さを選択したと言うことになります。
縦型は・・・①玄関から床面へ上がる時の転倒防止として掴まりやすいこと。 ②靴を履く時に床面から玄関に腰を掛け安くするための補助になる。ということが考えられます。
普段いらっしゃるお部屋から出てすぐの廊下部分です。
上の写真2枚はいずれも廊下。壁の出っ張り引っ込みが微妙に異なったので連続性は無いですが、ご自分のお部屋から浴室、トイレまでの動線に沿って取り付けられているので、今まではフラフラしながら不安定だった移動が安定してくるメリットが生まれました。
浴室内です。もうかなり見慣れた写真になりましたね。縦型は体を洗うすーペースから湯船に入る時のつかまり立ちを補助する部分。
横型は、湯船から立ち上がる時の補助がメインの機能です。
トイレ内部です。こちらのお宅は壁がタイル貼りでしたので、『振動ドリル』と呼ばれる機械を使ってビス位置に下穴を開けてからの取り付けとなりました。
この振動ドリル・・・かなり力があるので、古いタイルだと『パキッ!』とヒビが入ってしまうケースがあります。本日のお宅ではそのようなことが起きなかったので一安心でした。
さて、恒例のご使用者様チェック!
ゆっくりとした動きで普段いらっしゃるお部屋から浴室・トイレまでの動線や玄関など、一つ一つを確認されました。そして一言!『お昼ご飯も抜いてこんな時間まで頑張ってくれてありがとうね!取り付けもバッチリですよ(笑)』
この時点で13時だったので、開口一言目がご飯のことになってしまったんだろうなぁ~と思ったのですが、心優しいご利用者様のお気持ちがとても嬉しかったです。
言うまでもなく、その後自分はすぐにお昼ご飯をかき込み(吉野家でした・・・)午後からの現場へ直行したのであります。