崖の上の?・・・魂の施工です!

あきぽぴ

2010年03月18日 19:43

本日実施した『魂の施工』報告です(^.^) 

本日のご使用者様宅は裏がすぐに山になっている傾斜地で、玄関が2階。体がご不自由なのにもかかわらず、階段を上がらなければならないという過酷さが伴っていました。



こちらは2階の玄関スペースに当たる部分に取り付けた手すり。25センチ程度の段差があるために、来週中にはステップ台も取り付け予定です。



鉄骨階段に取り付けられている既設の手すりと高さを合わせて取り付けを行っています。

また、雨の日に濡れた手で手すりを握っても滑りにくいようにするため、敢えて室内用の手すりを使用せずに『屋外用の手すり』で施工をしてあります。



こちらも既設の鉄骨階段の手すりから連続してつながるように高さを合わせてあります。

L型に曲げてあるのは、ステップ台の間口(幅)に合わせて取り付けたためという理由と、手前側が一段上がった廊下になっているので、転倒防止の柵も兼ねています。

また、今回使用した手すり固定金物は(上の写真のような)床から手すりを立ち上げる方式ではなく、壁面から手すりを立ち上げられるタイプの金物を使用してあります。

これによる一番の大きなメリットは、狭い玄関スペース(特に床面)の有効幅を広く取ることが出来る・・・ということになります。



以前にも、外部手すりでは同じような施工をしたことがありますが、まさにその時は、屋外の手すりと転倒防止を兼ね備えた施工でした。上の写真がその時の写真です。



このお宅には施工前に一つの問題点がありました。それはこの写真を見ていただければお判りいただけます!

実は、腰壁と呼ばれる通路部分の壁が、手すりと密着していたために、階段手すりを安全に握ることが出来なくなっていたのです!これではご利用者様の安全を確保することが出来ません!



そこで、今回はこの腰壁も撤去することにしました。

ご覧いただいてお判りのように、手すり部分がしっかりと握れる形に変化しています。解体した腰壁も解体前と遜色なく現存しています・・・実は施工した本人が一番驚いています・・・(笑)

本日はご利用者様チェックがありませんでした。というのも、まだ入院中だからです。
明後日には病院を退院されてご自宅へお戻りの予定。今回はそれに間に合うように施工をしたということになります。

今日は、台所スペースのフリーリング工事も同時進行で実施したので、退院してきたご利用者様が喜んでいただけるといいなぁ~と願うばかりです。

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