経験が生かされました(^.^)v
本日は久々に魂の施工報告です。いつもお世話になっている介護ショップI様のお仕事でした。
足が悪い、背中も伸ばすことがなかなか難しいご利用者様。玄関では転ぶ危険性がかなりありました。
一番つかみやすい高さが丁度玄関の下駄箱の上・・・と言うことになり、以前違う現場で施工した経験を生かすことが出来ました。
2枚目の写真を見ていただけると判ると思いますが、つかみやすいようにチョット、下駄箱から玄関側にせり出しているのがお判りいただけるかと思います。
こちらはトイレです。この壁・・・元は塗り壁だったようなんですが、数年前に、壁がボロボロするという理由で改修されたようです。仕上げ材は、皆さまの台所などでよく利用されている『キッチンパネル』と同じ素材で表面がツルツル。
手すりの金物を取り付ける位置を探そうにも、表面が硬いし、厚みもある程度あるのでまったく下調べが効きませんでした。
しかし、ご利用者様はここに手すりが絶対に必要とされている!取り付けないわけには行かない!
と言うことで、無い知恵を絞りに絞って板を止める方法を工夫して固定することにしました。この止める方法・・・当然ビス止め固定なんですが、
①柱の見えている部分には、斜めにビスを打ち込んでずれないようにします。
②中間部分に相当するところは、木の裏側全体に『根太ボンド』と呼ばれる強力なボンドを付けておき、壁にビス固定をしました。
この方法をとることで、縦のズレも無くなり、ボンドが完全乾燥すれば、ビスとの相乗効果で、簡単に取れてしまうこともなくなります。
最終形をご覧になってご利用者様が一言!『いや~、思っていたよりも立派なものがついたわね。コレで楽に立ち座りできるわ!ほらっ!お父さん。昨日までとは違うでしょ?』と、明るい声で会話されていました。
この度の現場で、また一つ経験を積まさせていただきました。ありがとう御座いました。
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