浴室の段差解消と手すりの延長

あきぽぴ

2010年06月09日 18:18

今日は朝から雨模様でしたね。

今日は、2件の介護保険適応工事が予定されていたので、一時はどうなってしまうやら?と心配でしたが、なんとか午後からは天気が持ち直してくれたのでホットしました(^-^)



浴室です。車椅子での生活をされているご利用者様。ご自宅でシャワー浴をするためにはシャワー前まで入ってゆく事が求められます。



しかし、ご覧のように、浴室の出入口には段差が!高低差は約10センチ。

健常者であれば、なんのことない段差ですが、車椅子を持ち上げながら出入りするには介助者側にとっても大変な高低差となるのです。



そこで、浴室内に樹脂製のスノコをひくことにしました。これは、樹脂製で出来ており、軽量化されています。そして、板の部分と脚の部分が分離できるので、お掃除の時にも楽です。



段差も解消!介助者であるご家族様方もお慶びでした。



こちらは、手すりの長さの変更依頼現場です。

場所は和室の出入口。廊下には3センチ程の段差があります。以前は、和室の出入口の縦型に取り付けられた手すりを掴まりながら一歩前に出て横をつかむという動作が可能だったために、廊下の壁の横型は途中までの施工をしてありました。



しかし、段々と脚が弱くなってしまったご利用者様。先日つかもうと思った手すりにチョットだけ手が届かず、転倒してしまったとのこと。それでは危険だと言うことで、今回は、和室入り口の部分まで手すりを伸ばすことにしました。

伸ばした長さは30センチ程度です。でも、この30センチがご利用者様にとっては1メートルにも匹敵するほどの安心感を与える手すりになります。

必要以上に長く取り付ける事もないですが、後から必要になることがわかっているような状況であれば、最初から長めに取り付けておくのも一つの方法ですね。

因みに・・・

最近の(富士市における)介護保険適応の工事は、申請内容のチェックがとても厳しくなっています。時には何でここまで必要なのかという理由を再度求められたり、外部のコンクリートスロープの場合も「ここまでは適用しますが、ここからは自費扱いの工事でお願いします」と言われるケースもあります。

国費の補助を遣いながらの工事ですから当然のかもしれませんが、机上の空論になっているように感じることも正直あります。

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