女性だからこそ・・・

あきぽぴ

2010年08月24日 18:08

本日は、お世話になっている介護ショップU社様からのご依頼で、富士市内にて『魂の施工』を実施して参りました。

ご利用者様は女性。現在厳しいリハビリ生活の真っ最中との事でした。



こちらは玄関です。本当は玄関の入口まで横の手すりを伸ばしてあげたかったのですが、大きな鏡があり、それが叶いませんでした。でも、普段は介助者がついての外出との事だったので、ステップ台から数歩降りる部分の長さを優先としました。



こちらはトイレ内部の横型手すり。

通常よりも少々長め。お写真をよ~く見ていただければお判りの通り、奥の方にはタオルが・・・。設置の関係上、今までついていたタオル掛けを撤去してしまったんです。だから、この手すりは、タオル掛けも兼ねた手すりになっています(笑)



同じくトイレ内部の縦型。片方の腕には力を入れることのできないご利用者様。実は、このトイレ、廊下よりも12センチ高いところがトイレの床の高さになっています。

ですから、しっかり掴まるところが無いと、出入り時に転倒の恐れがあります。その危険性を抑えるための縦型手すりです。



今回の設置で『女性だからこそ!』という場所がこの冷蔵庫の前の壁です。

本来の目的は、台所から廊下へ出て行く時のための道線上の転倒防止のためです。

しかし・・・、リハビリが上手くいけば少しでもお料理ができるのでは・・・。ご本人様の頭の中にはきっとそんな思いもあったのではないでしょうか?。手すりの設置高さは台所のカウンターと同じ高さに設定しました。その方が、ご自分で何かをされる時も都合がいいとのことでした。

リハビリが上手くいって本当にこのご利用者様の希望が叶うといいなぁ~と思いながら設置した場所の一つです。



浴室の横型手すり。普段はシャワー椅子に座りながらのご入浴との事でしたので、その椅子に移動するまでの高さをイメージして設置してあります。



シャワー椅子から立ち上がる時に掴まる場所として設置しました。いつもは目の前の棚のどこかに掴まっていたようですが、それではどうしても危険が伴います。今夜からは安心です。



脱衣室と浴室との出入口部分の縦型です。

トイレと同様に、こちらのお宅の浴室は脱衣室よりも高い位置に浴室の床位置があります。またいで出入りしなければいけないのでしっかり掴まる場所は転倒防止のためには必須!

脱衣室からでもつかみやすいように多少長めに設置しました。

ご利用者様チェックです!

『トイレが楽に入れるようになったわ!お風呂も良さそうね。ありがとう!助かったわ!』・・・と笑みを浮かべてくれました。


希望通りの位置につけられたようでホッとしました。明日以降にも「魂の施工」が予定されています。頑張らなきゃ!

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