ドラえもんとNHK?

あきぽぴ

2010年10月18日 19:07

本日は富士市内で実施した『魂の施工』報告です。ご利用者様はご自宅の中を杖を突きながらの移動を強いられていました。

時にはうまく杖を運べず、つまずいてしまうこともあったそうです。



こちらは、トイレ内部に配置した横型手すりをL型手すり。壁にはお孫さんが喜ぶキャラクター『ドラえもん』のシールが貼られていました。

こちらのお宅は、おトイレが男女別々。奥まで行く途中で転倒しては危険と言うことで、L型のみで済ませることなく横型も配置しました。



浴室内部です。こちらにはNHKの『おかあさんといっしょ』のキャラクターシールが貼られていました。

なるべくこのキャラクターの上に手すりが掛からないように・・・・かといって、ご利用者様が使いにくくならないような位置を優先に考えて手すりを配置しました。



こちらは若干狭い浴室内の洗い場スペースを少しでも使いやすいスペース。そして、容易にシャワー椅子の利用ができるようにすることを目的に改修した浴室扉の施工前です。

扉巾はおよそ90センチもあったために、浴室内でシャワー椅子を広げにくい環境となっていました。



これは変更後。扉の巾は折れ戸にしたことにで約半分になり、立ったままでシャワー椅子を広げなくても済むようになりました。



しかし、転倒の危険性はまだあると言うことで、出入りの時に利用する縦型を兼ねて、浴室内部へ縦型を配置しました。



こちらは脱衣室です。廊下から浴室内へ移動するチョットした距離ですが、あると無いとでは危険度が違うので、取り付けることとなりました。



足がもとないご利用者様のために、玄関から寝室・ダイニングスペースへの移動線上には全て横型手すりを配置しました。



こちらは寝室からダイニングに掛けての部分。



こちらは廊下からダイニング内へ入っていく部分です。すぐ右にはテーブルがあるので、入ってからはテーブル伝いでの着席が可能です。



こちらは、お出かけになる時の段差解消ステップ台。およそ30センチ弱の段差がありましたので、ゆっくり降りて行けるようにするためのステップ台を設置しました。左側に移っているのは、私どももお世話になっている介護ショップA様が設置した『ポジションバー』と呼ばれる脱着可能な手すりです。

ご利用者様チェックです。杖を使わなくてもある程度ご自宅内を移動できるようになったご本人様。転ぶ危険性が減ったことでとても安心感を得られたとおっしゃっていただけました。

心配だったトイレへもお一人で入ることができるようになり、ご家族様もお慶びでした。

また来週辺りには外構を含めた手すり工事が予定されています。またまた頑張らねば!


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