2009年12月25日

トイレ内の介護を楽にしましょう!

本日のお宅は、脳の病気になられて左半身に力が入りにくくなられたご利用者様のお宅でした。

普段の移動は車椅子。介護者なしではトイレで用足しが困難という状況です。
施工前のトイレはこんな様子でした。

施工前

今日の施工はご利用者様の基本動作はもちろんなのですが、介護者側にも利点があるように考慮した施工でした。

施工後のトイレ

施工後はこんな雰囲気。両側の壁に手すりを配置してあります。

右側の壁

先ずは右側。

縦型と同時にそこから連続させてトイレの奥に向かって横型を配置してあります。

ポイントとして・・・

①縦型はトイレ内へ入ろうとした場合、車椅子から立ち上がる時に力の入る右手でしっかり掴んで転倒をしないようにすることが可能になります。
ドア寄りに着いているのは、トイレ前に置かれている車椅子からすぐに手が届くようにするために配置してあります。

②そうすることによって、今まで体全体を使って車椅子からご利用者様を持ち上げていた介護者にとっては、ご利用者様がつかまり立ちをする補助動作で済むため、疲労度合いが軽減される効果があります。



左側の壁

左側の壁。 右側の壁と同様に縦型と連続するように横型を入口付近からトイレ奥に向かって配置してあります。

通常であれば、単なるL型手すりを取り付けているところですが、今回は敢えてこういう形にしてあります。
ただし、右側配置の手すりとは少し縦型の位置がが違うことにお気づきでしょうか?

この場合のポイントとして・・・

①縦型は便座から立ち上がろうとした場合を優先に考えています。横型は、立ってからトイレ外に置いてある車椅子へ移動するために利用します。

座位から立位へ体制を変える時でも介護者なしでは車椅子への移動が困難。縦・横共に力の入る右手でしっかり掴んで転倒をしないようにするためのものです。

縦型の位置は便座から立ち上がる時を優先としているので、便器寄りになっています。

②前述にもあるように、今まで体全体を使ってご利用者様を持ち上げていた介護者にとっては、ご利用者様がつかまり立ちをする補助動作で済むため、やはり疲労度合いが軽減される効果があります。



取付後に早速ご利用者様とご家族が取付位置に問題がないかを試験運用。
いつもドキドキする瞬間です(^^ゞ


ご家族さまからいただいた言葉は・・・『今までよりも介助が楽になりました。本人もスムーズに移動していたみたい(笑)』

ご利用者様ご本人からいただいた言葉は・・・『ええじゃん!バッチぐぅ~!(大笑)』


今日の魂の施工もお慶びいただけたようです。
今年はあと1軒手すり工事が残っています。最後のご利用者様にもまた喜んでもらえるように頑張ります(^ヘ^)v





今日も最後まで読んでいただいた方々に感謝です。

ありがとうございました(^_^)b

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