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2012年04月27日

玄関上がり口と深い浴槽

今日の午前中は手すり工事でした。場所は富士宮。

段差の大きい玄関。なかなか一息では上がりにくい、そしておりにくい高さです。



出かける時は一度腰を掛けてからのお出かけとのこと。今回は少し長めに設置しました^^



続いては浴室の横手すり。こちらは養生風景。タイルに穴を開けるので、コンクリートの粉が浴槽内に落ちないようにするためです。

緑色のタイル壁に白く見えているのは、金具を固定するために明けた下穴(コンクリート用のビスを止めるための小さな穴のこと)からの壁内浸水を防ぐために施工した『防水コーキング』です。

手すりは付いたけど、壁の中に水が浸入して内壁が腐ってしまっては意味がないですからね。取り付けてしまえば見えなくなる部分ですが、この一手間は絶対に忘れてはいけないことです!



日本の古い浴室の浴槽は深さが大体60センチほどあります。体のご不自由な方にとっては、その深さから立ち上がる時につかまる場所がないのはとても不便さを覚えるんですね。

そして、つかまるところがないために、転倒の危険性があります。

高齢者がお住まいになっている自宅での死亡原因・・・一番高い確率の場所は『浴室』です。温度差も関係してきますが、転倒する危険が一番高いからです。

寒い時期は、脱衣場を暖房器具で暖め、浴室内は湯気が充満しているくらいの方が寒暖の差が生じにくく、このましいとされています。ご参考まで^^;   


2012年04月25日

苦戦したぜ!この手すり工事

最近はFBの交流を色々と広めてみようとも考えはじめ、人との繋がりの大切さを感じ始めている今日この頃です。

さて、本日は久しぶりにお仕事のご報告(笑) 4/17のブログでご紹介した現場。昨日完了したのですが、いやはや、神経を使う現場となりました。

お世話になっている介護ショップさんからのご依頼。私に課せられたテーマは・・・『階段室の手すり連続性の追求』でした(笑)



一番ポイントとなった施工箇所の設置前はこのような場所。連続性はどこにもありませんでした。



悩んだ結果出てきた答えはこの金具を利用した設置方法。

手すりの先端を丸のこで切り落とし、コンクリート製の仕上げになっている階段の一部分と接続するやり方です。



階段上の方に青く見えるのが丸のこ。電動器具です。

施工中の一幕。一緒に手伝ってくれた仲間に撮ってもらいました。真剣な目差しでしょ(笑)

垂直方向などの位置だしをしている場面です。



設置完了後のお写真です。いかがでしょう?



違った角度からもう一枚!階段って上っていく時よりも下りていく時の方が神経使いますよね。

この手すりを設置したことによって、上から手すりをそのまま触りながら、踊り場部分をしっかり縦型に新設した手すりをつかまることでフラつくことなく下りることが可能になりました。

当然上っていく時も今まではつかまりどころが無く、不安定でしたが、その要素を払拭することができました。




このほか、今回は昔はなんお問題もなく上り下りできていた階段2段も危険箇所になり得るため、階段に沿った斜めと平らな部分に下りてきた時に安心して1歩を踏み出す為の横型を連続して設置しました。



また、1階から2階への登り口においても、踊り場付近に連続性のある手すりが無かったので、しっかりつかまりながら上り下りするための手すりを取り付けました。

下に伸びた建て部分の手すりの長さは、階段床近くまで伸ばしたので、上ってきた時にもつかまりやすく設定されています^^;


恒例のご利用者さまチェック! ご家族が取付終了後すぐひ「触ってみなっ!」とうながして、ゆっくりとした足取りで階段へ・・・。

『調子いいね!手すりが全部繋がったからこれで上に行きやすくなったよ(笑)』と笑顔。ご家族様もその顔を見て安心して下さりました。

築年数が建つと、今まで何ともなかった階段が『危険箇所』になることがあります。意外に付いていそうで付いていない手すり・・・検討する時期が来るかもしれませんね。

  


2012年04月17日

こりゃぁ~悩みますね

本日手すり工事のお打ち合わせで伺ったお宅です。

3階建ての築20年余あまりの鉄骨+コンクリート造の建物にお住まい。

ご家族と同居なのですが、色々と移動する動線上にも危険箇所が増えてきた・・・とご利用者様。



最大の難関はこの部分。2階から3階へ繋がる踊り場部分です。

下りる時も上っていく時も、手すりが切れて入れいるので転倒しそうで怖い。連続にできるかな?・・・とのこと。

いやはや悩みどころです!今夜じっくり考えてまたいつの日にか皆様に結果報告できるといいなぁ~。

・・・って待っててもらえるのかな(爆)   


2012年04月13日

3段あれば安心ですよ^-^/

今日はチョット変わった手すり工事へ行って参りました。

設置前の施工場所。手前は洗濯の物干しエリアです。

写真で分かりますかね?

濡れ縁のような物を置いて掃き出窓から一歩出て、右側に見える簡易ステップに足を運んで出入りしていたそうです。

設置前

膝関節がご不自由なご利用者様。これではいつ転倒してもおかしくない状態です。

そこで、今回は『屋外ステップ台』と呼ばれる手すり付きの踏み台を作成して納品しました。

あっ!ステップ台の上に黒く見えているのは『水平器』です。傾いて設置してはそれが元での転倒に繋がりかねないですからね(笑)

設置後

こちらは設置後。これも介護保険の適用を請けることができます。但し、『工事』としての補助金を得るためには『固定』が絶対条件!

また、ステップの幅や奥行きは、狭すぎても危険ですし出入りがしにくくなってしまいます。この辺りの設定の仕方は注意が必要だと私は考えています。

ガッチリ固定

そこで、今回は『工事対象』とするために、固定金具を利用してガッチリ止めました。

この方が、ただおいてあるよりもグゥ~んと安定感が増します^^;

ご利用者さまチェック!

『両側に手摺が付いているから安心だね。上り下りが格段にしやすくなったよ。洗濯物をカゴに持っていると上り下りが怖かったからね。明日からは安心して出入りできるね』・・・とお喜びいただけました。

工事前には必ず現場調査をして打合せをしていますが、あくまでイメージ先行のお話。なかなか理解できない方も多いのです。実際、こちらのお宅のご利用者さまも、出来映えがとても不安で『あとはアンタに任せるからね!』とお言葉をいただいていました。

でも、納品した後に満面の笑みを見せて下さったご利用者さまを見てホッとすることができました。めでたし!めでたし!   


2012年04月10日

これもみんな保険の適用OKです!

本日は魂の施工報告です。ご依頼いただいたのはお世話になっている介護ショップさんからでした。

今日のポイントはいつもの手すりとは違う内容がメインでした。

皆さんの想像する介護保険の適用をうける工事というと『手すり』だけではないか?と思われがちですが、実は色々な物も適用の範囲(申請の仕方にもよりますが)とされます。

本日はその一例をご紹介します。

先ずは・・・『ドアノブ』の交換



施工前は『握り玉』と呼ばれるタイプでした。高齢者は握力の低下が著しいケースがあります。こういったときは次の写真のようなタイプに変更します。



『レバーハンドル』と呼ばれるタイプです。このタイプに変更することによって、握る必要もなくなり、極端なことを言えば、ヒジで扉を開けることも可能になります。

また、リュウマチの症状のある方などはしっかり握ることができないケースもあります。こういうときは『レバー式』と呼ばれるタイプの引き手に変更すると非常に便利です。



こちらは施工前のトイレの出入り口扉。健常者から見ればなんの変哲もない扉です。しかしながら、介護を必要とするご家庭にとってはとても怖い扉です。

というのは、もし、中で介護を必要とする方が倒れてしまったとします。扉はトイレの中へ押して入るタイプ・・・万が一扉にもたれかかって倒れてしまったら、簡単に中に入ることができません。1分1秒を争う事態の場合はこれではリスクが大きすぎます。



施工後です。吊り元(扉の固定している側のこと)を変更して廊下側へ扉が開くように変更しました。さらに、扉の開く方向は寝室から入りやすいような開き方になっています。



こちらは定番のトイレ内手すり。

通常、縦型の手すりは便器の先端から15センチ~20センチを目安に取り付けます。それは、その距離にあると一番握りやすいというのもそうなんですが、縦を付ける意味は座っている自分の体を引き寄せて立つきっかけにする!という意味合いがあります。

余り遠くても近すぎても意味のない物になります。男性・女性・・・身長によっては微妙に距離が変わることがあります。

現場ではそういったことにも気を配りながら施工を実施しています^^。

恒例のご利用者さまチェック!

『トイレの扉が開けやすくなったし、これで中で倒れられても安心だわ!』・・・以前にご利用者様がトイレ内で倒れられて大変苦労したというのがご家族のご意見でした。

そこに暮らす人にも優しい、ご利用者様にも優しい・・・そんな施工が今日はできました。   


2012年04月07日

玄関の階段に安全対策

本日は『魂の施工報告』です。ご依頼はお世話になっている介護ショップI様でした。

こちらご覧いただけるように玄関です。でも、ご高齢者にとって乗り越えるのには大変な箇所になっていまいます。



高さは10センチ程度ですが、足が上がらないご高齢者にとっては本当につかまるところがなければ転倒する危険度の高かい場所になります。



そこで、今回は玄関先に安全対策を取ろうというお話になり、屋外用の手すりを設置して参りました。

設置の関係上、玄関先の花壇に支柱を立てなければならず、まず最初に行ったのは『穴掘り』。

出した土で玄関先を汚してしまわないようにしっかりと養生をしてあります。



穴を掘った後には、支柱を支える基礎よりも大きめの穴にまずコンクリートを流し込み、その上に『独立基礎』と呼ばれるものを埋め込みます。



そして、独立基礎の廻りのコンクリートが乾いてきてから手すりの支柱を固定。



取り付けたあとの状況。

玄関の壁沿いにゆっくりつかまって下りるための斜め型を設置しました。



玄関側から見たイメージはこうなります。花壇もしっかりと復旧しました^^;

ご利用者様チェック!ご本人様はご不在でしたが、ご家族の方が見て下さいました。

『そんなに壁から出っ張らないんですね。シンプルに綺麗に仕上がってますね。有り難うございました』とお言葉をいただけました。

安心・安全な環境提供の一助を今回も無事完了です!   


2012年03月15日

勝手口に魂の施工

本日は魂の施工報告です。

ご利用者様は腰がかなり曲がっていらっしゃるお方でした。少しずつしか前に足を運ぶことができず、どこかにつかまっていないとお一人で歩くことが困難な状況でした。

設置前

介護ショップの方と打合せの折に、今回はご利用者様が不在だったので、高さのイメージを紙テープで表示。

後日、ご家族と共に確認いただくという方法を選択しました。

こうすることで、つかまりどころの高さや位置が明確にできることに加え、間違いがなくなるというメリットも生まれるからです^^

ベースパネル

下準備には壁の補強が必要でしたので、『幕板』とか『補強板』と我々の業界で言われる板を加工しました。

設置後

設置後の状況。

登っていく段差の角度にあわせて斜めに手摺を配置してあるところが今回のポイントです!

縦型の部分は、一度下りる前に介助者が準備を整えるためにつかまり立ちしてもらうために設置してあります。

ステップ台

また、こちらのお宅は勝手口の段差が約30センチ強あったので、一気に下りることは困難と言うことで、既製品の木製ステップ台を設置しました。

外方面

勝手口の外から見たイメージはこんな形になります。

恒例のご利用者さまチェック!

設置している時からご利用者さまの旦那様がジ~ッと見ていたので心配でしたが・・・『俺のためにこんないい物付けてくれてありがとな!』・・・とご満悦(^0^)/

でも・・・本当は『旦那さんじゃなくて奥さんのためなんですよぉ~』っと教えてあげたかったけど、すごく嬉しそうな顔を見たら言えませんでした(爆)

その後もちろん、利用するべきご本人様にもチェックしていただきました。デイケアーから戻られるタイミングと仕上がりが同時だったので、施設の方にも見ていただくことができたので一安心でした。   


2012年03月01日

最初からあれば良かったのにね・・・

今日の富士山、とっても綺麗でしたね。市内各所では卒業式が行われていたみたい。

朝の富士山

そんなハレの日に実施した工事は『魂の施工』シリーズです^^

施工前

こちらはとある介護福祉施設の浴室。一見すると何の問題もないように見えますよね。

でも、あるべき物が無いと言うことで私どもにお声が掛かりました^^

作業中

一体何をやっているのか?とお思いになりましたでしょうか。

実は、別注で制作したステンレス製の手すりを設置する準備をしております。

設置前

こちらの浴槽・・・つかんではいる場所がないという問題が発生してしまったらしいのです。

ですから、こういった形であとからの作成→取付工事となりました。

取付後

使ってみなければ分からない!

新築で住宅を建てても、やっぱりこの出入口の扉は引き戸が良かった・・・とか、コンセントの数がここにも増やしておけば良かった・・・とか。

いわゆる、あとから気がついた必要要素な訳です。でも、施設をご利用する方達にとっては無くてはならない物。裸で入る危険な箇所ですから、転倒しては事故の元。

施設の方のチェック!・・・『明日からは安全にお湯に入っていただけるようになりますね。有り難うございました。』とお喜びになりました。

帰り道は今日の富士山同様に晴れやかな気持ちで帰途につきました。   


2012年02月28日

たまには真面目な姿も・・・

今日はお得意先様経由での介護保険適用を受けた工事・・・『魂の施工』のご報告です。

本当に本人が施工しているの?・・・と疑問を持たれている方もいらっしゃるかも知れないので、本日は作業風景も公開しちゃいます(^^)/

完成型

こちらはトイレの完成した形。変形のL型手すりです。

入り口から横に伸びている手すりは歩くときに捕まえる高さを基準。トイレ脇に付いている手すりは立ち上がる時のきっかけで使うのに便利な高さと長さを基準に取り付けてあります。

取付中

作業中のトイレ内部。色々な道具が散らかった状態・・・お恥ずかしい(汗)

真剣な姿

さぁさぁ、これが私ですよ!真剣に作業しています。

手すりが斜めに付いてしまっては意味がないので、『水平器』という道具で手すりの平行をチェックしてます。歩く高さはこの後に付けました^^;

段違い

こちらは玄関先に付けた横型手すり。

チョット変わってますよね。一部分が平行に重なっています・・・というのも、こちらのご利用者様は前に体重が行きがち。降りる時も登る時も手が前に行ってしまうのです。

だから、玄関の段差部分に重なり部分をワザともうけて掴まりやすく、転倒しにくくしました。

コンクリートへ穴開け中

さぁさぁ、自分の施工姿公開第2弾!今日は出血大サービス(爆)

これは、屋外手すりを取り付ける前の準備をしているところ。コンクリートドリルを利用して固定するための下穴を空けているところです。

屋外手すり完成

こちらは完成形。

玄関スペースを広く取りたいというご希望や車の乗り降りに邪魔にならないなどの希望を配慮した形で取り付けをさせていただきました。

恒例のご利用者様チェック!

いつもの皆様と同じ・・・『トイレが高級感あふれて見えるね。使いやすくなったよ!家族もきっと触っちゃうね』とお喜びいただけました。

W様これからもお元気でお過ごし下さいね。   


2012年02月24日

玄関先から安全に!

本日は『魂の施工報告』です。

ご依頼者はとにかく足が弱く、歩行困難に近い状態。せも、なんとか歩くことができるので、玄関先から寝室までの動線に沿って手すりを配置することになりました。

表玄関

こちらは玄関先です。

玄関扉を開けたらすぐにつかまることができるように壁伝いに手すりを配置し、チョットした段差が残る玄関ポーチ方面へ少し棒を伸ばしました。

こうすることで、お帰りになった時も転倒する危険性が減り、つかまった状態で玄関前まで来ることが可能になります。

内玄関

こちらは内玄関。

玄関の上り下りも、ご利用者様にとってはもちろん重労働。それを少しでも軽減させるために先ずは踏み台を設置。

そして、苦肉の策として、下駄箱部分に横手すりを配置しました。

こうすることで、両手でつかまりながら玄関の上り下りが可能になりました。

玄関~脱衣室

玄関から脱衣室に掛けての廊下部分です。

何せ至るところへ手すりが必要と言うことで、扉部分以外の壁には転倒防止のための手すりを配置しました。

脱衣室~寝室

脱衣室近辺には2階への階段があり、その部分を歩く時が一番怖い!とおっしゃったので、階段付近(手前にも廊下の壁に手すりが続いている)とトイレの出入口部分に縦型手すりを配置し、転倒防止としました。

浴室内部

浴室内部です。やはり、入ってすぐの右壁に横手すりを配置しました。

浴槽廻りは普通L型配置が通常ですが、こちらのご利用者様は横型だけでいいと言うことで浴槽出入りのための手すりは1本となりました。

トイレ内部

トイレの内部です。

横型は入っていく時につかまるもの、L型は便座の立ち座りに利用するものとして取り付けました。

実際上はスペースの関係上、便座へ腰掛けた時に体を起こすきっかけとしても横型は有用な形となっています。

恒例のご利用者様チェック・・・。

『これだけ付けてくれれば安心だね。トイレも楽に座れるようになったよ!』とお喜びいただけました。

リハビリが上手くいくといいね!とご利用者様とお離しをして現場をあとにしました^^;
  


2012年02月17日

駐車場から部屋内へ手すり配置 Part-2

さぁ、本日は昨日の続きです。屋内での『魂の施工』です(^^)

先ずは浴室。



一番転倒しやすいのは段差のある脱衣場との部分。今回はこの上り下り時の転倒を防ぐために手すりを設置しています。



そして、今回利用した手すりは普段のタイプとは若干異なり、『オフセット型』と呼ばれる壁から斜めに手すり金具が出ているタイプを利用しています。

これを付けることにより、浴室内側からも、脱衣室側からも「スッ!」と手を差し入れることができ握りやすくなります(^^;)

次はおトイレ。

こちらのお宅、以前どちらかの業者様が付けたと思われる手すりが設置されていたのですが、ご利用者様にとってはとても使いにくい位置になっていました。



しかも、材から立ち上がろうとする時のイメージが全くなされておらず、つかまり立ちするには無理と言える状態。

そこで、今回は両側に設置されていた手すりをこんな感じに変更しました。



両壁面にL型を配置。扉を開けてすぐ掴まる場所が欲しいと言うことで、右側の壁面にL型には歩く高さに合わせた横型をさらに連続させています。



これは寝室からトイレへ移動してゆく時のための手すり。

浴室に取り付けた縦型と同じように部屋の中からも廊下側からも握りやすくするために、柱の角の部分に取り付けるという特殊金物を利用して設置しています。



さらに、その延長でトイレまでの壁には転倒防止のための横型手すりを配置しました。

何だか中途半端に短くついているんじゃない?・・・と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらのトイレの扉が廊下側に開くタイプだったため、扉に緩衝しないギリギリの長さで調整をしているんです・・・アハハ(^^)

恒例のご利用者様チェック!

『今まで夜のトイレへ行くのが不安だったけど、これで便利になったよ。有り難う!』・・・とトイレ廻りの手すり配置をとてもお気に召したご様子でした。

住まい手の気持ちになった工事をこれからも続けていきたいと思います。

  


2012年02月16日

駐車場から部屋内へ手すり配置 Part-1

なんだか久しぶりの『魂の施工』報告になってしまいました(汗)

本日のご依頼は、お得意先の介護ショップA様。ご利用者様は現在リハビリ中で車椅子ですが、将来的には自立歩行が可能と言うことで、今回の手すり設置依頼となりました。

先ずは、駐車場です。



現在砂利引きのこちらのお宅。車から降りても安定性に欠ける地面と言えます。

そこで、今回は車寄せを兼ねた駐車スペースをコンクリートで作り、車から降りてすぐに家の中へ入っていくための手すりを設置しています。



コンクリートの打ち上がり状態はこれ。



そして、屋外手すりはこうなっています。

玄関脇の扉を開ける時の転倒を未然に防ぐため、ドア枠の部分にも縦型の屋外手すりを設置しました。

玄関に入ると『式台』と呼ばれる一段上がった床のようなモノがあるこちらのお宅。これの上り下りの時にも便利なようになっています。



この仕上がりを見たご利用者様のご家族は・・・『やっぱり砂利の時よりも歩きやすくなるよね。車椅子でもこれだけ駐車スペースがあれば楽だしね。』とご納得いただけたご様子でした(^^)

明日は、屋内での手すり設置模様をご報告します。   


2011年08月20日

トイレの改修完成です(^^)

昨日から引き続き行っていたトイレの段差解消工事。本日無事に終了しました(^^)



コレは、11センチあった廊下とトイレ内部の床の段差を解消させるために組んだ床下地。

タイル仕上げの床だったので、強力なボンドを併用して木下地を組みました。



組んだ床の仕上げは、水が落ちても掃除がしやすく、剥がれてきにくくつなぎ目の無い『クッションフロアー』と呼ばれるシートを施工しました。

弾力性も多少あるので、踏んだ時の感覚は柔らかい感じがします。



以前報告した時の段差はこのように解消されています。

コレで足がご不自由なご利用者様も転倒の危険性が軽減されます。



そして本日・・・新しい洋式の便器を設置。座った正面と脇には手すりも配置しました。

ちなみに、座って正面は歩く高さが基準、脇の手すりは立ち上がろうとする時に一番力が入りやすい高さに設置しています。



今回、追加でお話しを頂いた箇所がこちら・・・。

元々は男子トイレでした(^^)



今回は、手すりを取り付けると同時に、今はご利用者様には不要な小便器を取り外し、雑巾などが洗いやすい広口のマルチシンクを設置しました。

また、身だしなみのチェックは大切と言うことで、鏡も同時に施工させていただきました。

恒例のご利用者様チェック!

『段差がないのはこんなに楽なんだねぇ~。手すりもしっかりつかめる場所にあって助かります(^^;)』

とおっしゃって下さいました。工期3日間の間でしたが、何とか無事に作業を終えることができてホッとしました。   


2011年08月18日

明日以降は段差の解消を実施

手前の写真に写っていないエリアは男子トイレエリア。



一緒に直す必要がある箇所があったので、そちらも工事中。

何とか埋め込み式の和式便座は解体が終わり、洋式便器を据え付ける為の配管まで終了。

動かないようにしっかりコンクリートで固めました。



明日以降は、この同じお部屋の中の廊下との段差を解消します。

約11センチの高低差。ご利用者様には危険箇所!   


2011年08月18日

本日はトイレの改装中

今日はトイレの改装です。介護保険適用の工事。



埋め込み式の和式便器を撤去して洋式に変更します。



ただいま解体中!マシンの音がとどろきます(^^;)   


2011年08月07日

魂の施工報告 完成編・・・(屋外手すり)

昨日は、夕方から清水へ嫁さんの参加した清水港まつりのかっぽれ応援団に出かけてしまったので、ついつい施工完了報告ができませんでした(汗)

本日は改めてのご報告・・・。



先ずは基礎となる部分の埋め込み&固定。

手すりが抜けたりグラグラしては大変なので、しっかりとコンクリートで基礎部分を固定。



その後、手すりの足部分を固定する接続部品を基礎部分へ埋設。

速乾性のコンクリートを流し込んで固定しました。



その後はポーチ部分へ、やはり手すりの足部分を固定するための金具を設置。



この金具を固定するためには何種類かのコンクリート用ドリルのキリで穴を開けていきます

なぜそうするかというと・・・。

折角綺麗に貼られている玄関ポーチのタイルにヒビなどが入ってしまうのを避けるためです(^^;)



組立終わった屋外手すりの全景はこちら。

先ほど、コンクリートで固定していた埋設型の金具部分も、土をまわりに戻して砂利を敷き込んだので、全く気にならないと思います。



これが、コンクリート固定してあった部分。

全くこの下にあのような大きな基礎が埋まっているとは分かりません(^0^)



玄関入り口すぐそばの形状。手すりの最後が捨てって木の棒を横にしたような形状になってるのが分かると思います。

これは、洋服などが引っかかりにくくするのが一つの目的で、もう一つ目的がありました。

実は、ご利用者様のご家族から、タイル部分にはキズをなるべく付けて欲しくない!というご希望を伝えられていました。

しかし、ご利用者様にとっては扉を開けたらすぐにつかめる位置に手すりがないと危険!

ということで、タイルの『目地』と呼ばれるモルタル埋め部分へ金具を固定するための穴をわざと想定、手すりを少し横へ伸ばしたということです。

ただ、何度も言うように、手すりを伸ばしっぱなしでは、転倒しそうになった時に体へ刺さり気味になったりして危ないので、最後の部分を丸みの帯びた接続部材でカバーしたんです

恒例のご利用者様チェック!昨日は奥様でした(汗)

『綺麗につきましたねぇ~。こんな風にできるんですね。以前、お風呂場の手すりの時も綺麗にやっていただいたけど、今回も安心してお任せできる貴方が来てくれたから嬉しかったわ!』

とおっしゃって下さいました。

『安心して任せられる貴方・・・』というお言葉はとても励みになる一言でした。

H様の今後の生活が楽になることを記念しています。   


2011年08月06日

魂の施工報告・・・(屋外手すり)

本日ただいま穴掘り作業中。

屋外手すりを作成中。コンクリートの打ち込み準備進めています。



大汗かいてます!アツイです(T-T) 水分しっかり取らなきゃね(^^)



ようやく埋め込む位置が決定。手前の石は、既存にひかれている石との間のチョットした段差を解消して、踏み外し防止目的で設置するものです。

今日中に完成・引き渡し!ご利用者様の為に頑張るマン(^0^)   


2011年07月25日

魂の施工報告 (玄関・トイレ・廊下手すり)

今日は何だかおかしな天気でした。晴れていたかと思えば急にザ~ッと大粒の雨。

ビックリしたかたも多かったのではないでしょうか?

さてさて、今日は朝一にお世話になっているケアマネージャーさんからのご依頼で手すり工事に伺いました。

こちらのお宅では玄関の上り下りが大変と言うことで、ステップ台の設置も予定されているのですが、先ずは手すりを早くと言うことで手すりの設置を先行処理させていただいております。

外から

築40年超のお宅。壁は塗り壁でした。上り下りする手すりを本来なら連続的に一体型で付けてあげたいのですが柱の出っ張り分だけ壁との段差があり、一体型が厳しい場所。

中側から

ということで、横と縦をそれぞれ独立させて設置しました。

もちろん壁に柱の出っ張り分だけの厚みの板を取り付けてあげれば連続型も可能でしたが、そこまでの必要性は求めないということで、今回はこういった形での納め。

トイレ

続いてはトイレ内部。こちらも取り付ける場所が塗り壁の部分でした。

入ってすぐ左側にアルミの角パイプでご利用者様のご家族が取り付けたと思われる棒がありましたが、便器からは少々遠く、立ち上がる時には横の手すりがあった方が立ちやすい!ということで、新たに設置となりました。

この反対側のお部屋には柱の位置がしっかりとわかりやすくなっている和室があったので、補強板を付けることなく現状のまま取り付けることができました。

廊下

こちらは、廊下からDK(ダイニングキッチン)へ入る部分。

あれっ!?補強板は壁面いっぱいについてるけど手すりは途中までしかないじゃん!…と思われた方がいらっいましたでしょうか?

実は、手すりが途中までしかないのは写真に写っている建具が廊下側へ開くタイプであったため、扉が当たらないギリギリのところまでで長さを切ったためなんです。

そうでなければ補強板の必要もなく、トイレのような取り付け方ができたかもしれませんが、こういったケースの場合はやむを得ないといえます。

恒例のご利用者様チェック!

玄関部分はいたくお気に召したようで『ステップ台がまだ来てないって言ったけど、もうこれだけでもずいぶん楽になったよ』とおっしゃられ、『手すりの太さも風合いもちょうど良いねぇ~』とにこやかにお話し下さいました。

ステップ台は変形タイプのために今暫くお待ちいただいております。K様…今暫くお待ち願います。   


2011年07月12日

魂の施工報告 (まわり階段へ手すり)

本日は久方ぶりに魂の施工のご報告です。

本日のお宅は階段がメイン。2階に寝室があるために、どうしても階段部分への手すり設置が必要となりました。こちらのお宅の建設時代はふるく、築45年は経っているとのことでした。


階段登り口

古いお宅によく見られる、いわゆる『塗り壁』。こういうケースの場合は、やはり壁には直接手すりを取り付けるのは難しいので、『幕板』と呼ばれる補強板を設置します。

そして、その上に手すりを配置しました。

まわり階段①

こちらのお宅は、階段が『まわり階段』と呼ばれる形式。1階から2階へ上がる途中に「踊り場」と呼ばれる広くて平らな部分があります。

本来であれば、1階から登ってきている階段手すりと連続させ対ところだったのですが、壁の構造の関係でそういうわけにもいかず、今回は、踊り場の高さに合わせた独立形式での取り付けとなりました。

まわり階段②

2階へ上りきる手前の部分。右側部分の壁の代わりとなる木組に斜めに取り付けを実施してあります。

ここで一つ!万が一この階段で下りるときに転倒をしたことを仮定しましょう!
当然、足腰・腕に不自由さがある高齢者の方は転がり落ちることが想像されます。

でも、このように、階段途中に広い踊り場があるお宅の場合、『鉄砲階段』と我々の業界で呼ばれている一方通行的な登って降りてだけの階段よりも転倒したときは安全です!

どういうことかというと・・・。

鉄砲階段の場合は、もし転倒したら、2階から1階まで転がり落ちてしまいますが、踊り場がある『まわり階段』は、その踊り場部分で転倒が一度止まるので、軽傷で済むこともあります。

危険はどこに潜むかわかりません。階段部分への手すり取付は意外に考えなければいけないことが多いんです(^^;)

トイレ内

こちらはトイレ。しかも男性専用。

足に不自由さがあるご利用者様。体をどこかにもたれさせていないと立ち続けていられません。

洋式便器へ行けば?とも思われたと思いますが、ここは日本男児!座って小便ができるか!と一歩も譲らずこういう形になりました。

踏み台施工前

こちらのお宅の玄関。チョット変わっていて、玄関脇にすぐ部屋がありました。応接間だったようです。居間はご利用者様の憩いのスペースになっています。

でも、式台と呼ばれる玄関土間から一段高い部分が、部屋前に広くありません!

このままでは部屋に入るときに転倒してしまう・・・そういう危険箇所でした。

踏み台施工後

そこで、部屋前にもしっかり踏むスペースをということで、式台と同じ高さのステップ台を設置しました。

玄関框手すり

加えて、廊下から一段低い式台へ降りるときの転倒を防止するために、柱部分に縦型の手すりを配置。これで憩いのスペースへ安心して移動していただくことができるようになりました(^^)


恒例のご利用者様チェック!なんと言ってもお気に入りはトイレだったご様子。

取り付けた後にすぐご利用になったようで、『いやぁ~、やっぱりあの形はいいねぇ~』とニコニコ顔でした。

『階段もゆっくりだけど、前みたいに四つん這いで行かなくてすむのがいいねぇ~』とこちらもお気に召していただけたようです。


今後はブログから私へ手すり工事の依頼をして下さった方のお宅の工事も予定されています。場所は三島ですが、以前にもご依頼をいただいている・・・『リピーターさん』なのです。

ありがたいお話しです。P様・・・お会いできる日を楽しみにしていま~す(*^.^*)/

施工報告はまたいずれ・・・。   


2011年06月25日

魂の施工報告

今日は世の中的には休日でしたので、チョッピリとゆっくり目の現場入り。9:00からのスタートでした(笑)



昨日お世話になっているタイル屋さんに修繕をお願いして、今日は綺麗になった浴室。いよいよ手すり工事も最終仕上げです。




先ずはおなじみの完全養生。折角綺麗にした浴槽を汚してもいけないし、いつも以上に気を遣ったかも(*^.^*)



取り付けた箇所は全部で3箇所。

 ①左の長く伸びた横型は、脱衣室から浴槽へたどり着くための転倒防止目的。

 ②浴槽奥の横型手すりは、浴槽内から立ち上がったりするときのための補助目的。

 ③右側の縦型手すりは、シャワー椅子などで簡易的にお風呂をご利用するときに着座したり立位状態をキ-プするための補助。

すべての箇所において共通することは転倒防止目的ということです。




この黄色いテープはなんだ?とお思いの方いらっしゃいましたか?

実はこれ、浴槽を解体して入れ替えたときにできたわずかな隙間にコーキングを打つための準備をした時の物。こうすることで、コーキングが多少はみ出してもまわりを汚す危険生は確実に下がります。

コーキング後

これがコーキング処理後の写真。白っぽく見えている箇所がコーキング処理した部分です。

ご利用者様チェック!

・手すりもついて浴槽も新しくなって、ようやく安心してお風呂には入れます(ご利用者様談)

・これで、お湯が抜けるのを心配しないでお風呂へ入ることができます(^^)・・・(ご家族談)

それぞれに異なる感想でした。

今夜からはゆっくりとお風呂を楽しんでいただけそうです(^^;)   


2011年06月24日

魂の施工報告

いやぁ~、今日は暑かったですねぇ~。汗かき麻呂状態でした(冷汗)

本日はお世話になっているケアマネージャー様からのご依頼で魂の施工を実施して参りました。

先ずはトイレ。かたちが変わっていますね。エの字型に付けました。



このように古いお宅で壁が塗り壁の場合は、ビスがきかないケースがあり、一般的には幕板と呼ばれる補強板を壁に打ち付けます。

でも、そうすると、見栄え的にはやぶせったくなってしまうこともあるので、移動用で使う横型と達座りの時に利用する縦型を一体型にしました。



これは、廊下からトイレまでに至る手洗いスペース部分の壁。ほんの90センチ程度の長さですが、リハビリ中のご利用者様にとって、この90センチという距離はとても長く感じる距離です。



今回は壁から出ている柱の部分を利用して付けることができる特別な金物を用いてこのような取付け方法を用いています。こちらの方がスッキリ感が出ます(^^)



トイレ内へ向かう廊下からの全体像はこんな感じ。移動と着座・立位の移動線がわかりやすいと思います。



こちらは玄関。写真ではわかりにくいですが、玄関の土間スペースには床と土間との段差を2分割した割合の踏み台も設置してあります。

縦型手すりは、外出時に一時的につかまったりするときに便利で安心です。



これは、車いすでの移動を楽にできるようにするための段差解消版。

実は、左(3.5センチ)と右(6.2センチ)の床の高さが異なります。そんな理由から、お部屋の出入口からなだらかに伸びる距離も違っています。

取り付けた後に早速ご利用者様がこちらを実験しておりましたが、車いすを押している介助者のご家族方からの(全然今までより楽に押して上がれるようになった!という)お喜びの声の方が多かったです。

明日は、浴槽の入れ替え後のタイル修繕も終了するので、浴室内部へ手すりを配置したりする予定です。   


2011年06月22日

魂の施工報告

本日は、お世話になっている介護ショップA様のご依頼先へ魂の施工を実施して参りました。

建物の関係上、どうしても2階の寝室まで上がらなければならないご利用者様。ただ、こちらの階段・・・転落の危険生もあったために、今回はこういう格好で手すりを配置させていただきました。

階段

通常は木製手摺りを手織り付けるのですが、取付位置の関係上特殊な受け金具を用いたので、屋外用のタイプを設置しました。

受け金具

特殊な受け金具とはこれのこと。

階段のササラ(側板)部分に手すりを固定することが可能です。こういったことができない場合は、床から何らかの方法で手すりを立ち上げてこなければならず、廊下や、階段の有効巾をムダにしてしまう結果となります。

ですが、この金具を用いることにより、本来の階段スペースの有効巾をそのままに安全確保を維持することが可能です。

玄関ステップ

そして、こちらのお宅の玄関スペースは階段部分に至るまでの床に段差があり、つながってもいませんでした。

このままでは2階へ上がっていくときの通路で転倒する危険がある!ということで、低い方の段差にあわせてステップ台を設置しました。

足を乗せる場所は滑らないようにゴム製のシートを貼った物となっています。

浴室

こちらはおなじみの浴室です。またぐことが大変なご利用者様。通常よりも少々高めの位置に手すりが欲しいとのご希望でした。

これは、養生風景です(^^)

水止め処理

私どもの使っている手すり固定金物はビスを4本使います。最初にビスモミ用の下穴を開けるのですが、そこから壁の中に水が入ってしまっては建物に別の支障が生じるので、必ず水止めのコーキング処理を行います。

コーナー部分

連続性を持たせるために、コーナー部分はこのようなかたちでの処理を施しました。

全体

取付け後の全体イメージはこちら・・・。

恒例のご利用者様チェック!

いちばんお喜びいただいたのはやはり玄関スペースと階段部分・・・『これで安心して2階へ上がれます(*^.^*)』とご利用者様。

嬉しい瞬間でした。また明日以降も手すり工事を待って下さっているご利用者様がいらっしゃいます。お待たせしてしまい心苦しさがいっぱいですが、今暫くお持ち願います。

また頑張らなくちゃ!   


2011年06月17日

魂の施工報告

本日は雨が降る予報でしたが、朝から曇り空・・・。これは行くしかない!ということで、2件のご利用者様宅へ伺いました。

1件目・・・。足のご不自由なご利用者様。室内では杖がなければ歩くことが困難。

室内

こちらは、寝室としてご利用の和室からトイレと浴室方向へ伸びる廊下。

手前の手すりは30センチ程度しかありません。しかしながら、この30センチがあることによって、安全にトイレの扉を開けることができます(^^)

さらに、少し歩けばまた壁に横型の手すりにつかまることができ、安心して浴室までたどり着けるようになりました。

屋外

玄関扉をあけてすぐにつかまることができるようにした屋外手すり。健常者にはなんてこともない階段部分はご利用者様にとっては危険箇所!これを安全・安心な場所へ少しでも帰られるようにするために配置しました。

道路すぐ

実は、こちらのお宅は目の前がすぐ道路という環境。本来であれば降りて最後の1歩分(約30~40センチ)は平坦な部分でつかむために伸ばしたかったのですが、往来する車に当たってしまう危険生があるという問題もあり、環境的に無理ということでこういうかたちになってしまいました。

しかしながら、施工後のご利用者様のお声からは『玄関が怖くなくなたよ(*^.^*)』といっていただけたので、良かったと思います。

2件目・・・。トイレ内と浴室内への手すり取付工事でした。

浴室

普段はシャワー椅子に座りながらのシャワー欲がメイン。しかし、段々と足に力が入りにくくなり、立ち上がることが困難になってしまわれました。

そこで、座った正面に縦型を配置することで、手の力を借りて立ち上がることができ、つかまり立ちしている間にご家族様が体を拭くこともできるようになりました。

トイレ

こちらも立ち上がるときのことを考えた配置です。すでにレンタル商品で、便器脇に手すりが設置されていたのですが、垂直に立ち上がるにはやはり困難があったようです。

そこで、便器正面に横型を配置し、手を伸ばして引っ張る力で立ち上がる形式も移動手段に加えました。

ご利用者様チェック・・・と思ったのですが、デイサービスにお出かけということでしたので、最終チェックはまだ(汗)

でも、ご家族様からは『いや~、これで少しは一人でおトイレに行けるようになるはね』とのお言葉をいただいたので『また万が一問題があった場合はすぐに連絡を下さい』とお願いして現場を後にしました。

明日は介護ショップ様からのご依頼で、和式便所に手すりをつけてくる予定です。   


2011年06月06日

社員食堂へ移動

現状復帰の工事は本日も続いております。

本日のメインは社員食堂でした。



他の部屋と同じく、ドアまわりや柱まわりの壁が補修のメインです。



左右の柱まわりなどもやはり直さなければいけない壁でした。

テレビは落ちなかったの?というご質問が貴送ですが、こちらの食堂のテレビはしっかりと固定されていて、無事だったようです。

『世界の亀山モデル』大画面は無事だったようですよ(^^)



今日は多くの方に作業ヘルプに入ってもらって頑張った結果、廊下部分の補修も少し進みました。

明日も頑張らねばだ!

  


2011年06月04日

これだけでも効果大!

午前中、富士宮市内の現場を抜けて『魂の施工』です。自宅前がすぐ公道(車の走る道)という危険な箇所。こちらからの出入りがメインのご利用者様。

こんなところで転倒しては命の危険すら危ぶまれます。



一箇所だけですが、階段部分に手すりを設置しました。上り下りの時に常に危険と隣り合わせだったというご利用者様。

施工後には『これで少しは車にひかれる心配も無くなるね!』と喜んでいただけました。

体がご不自由な方ですから、危険生の少ない場所での生活が望まれるところですが、家を簡単に壊すわけにはいきません。少しでもその生活に安心・安全のお手伝いができるよう、また次回も頑張ります!

さぁ~て!これから富士宮へむかわネバダ!(汗)   


2011年06月01日

玄関と浴室の安全対策

近頃、お遊び的なブログ更新となっていたためか、お知り合いの方から・・・『仕事してる?』って言われてしまいました(冷汗)

ちゃんとやっていますよぉ~(*^。^*)

本日は、つい先日お邪魔したお宅の施工報告です。



こちらのお宅、は以前にも介護ショップA様からのご依頼でお宅の中に手すりを配置させていただいているお宅です。


このときの工事は玄関先に砂利を引いたため、車いすでの移動を余儀なくされているご利用者様には外出時に問題が生じてしまう(車輪が埋まってしまい動けなくなる)という理由から、追加工事としてのご依頼でした。



先ずは、車を乗りつけて移動をスムーズに出来る範囲の砂利をどかして、土間打ちの準備。



型枠を設置後に、土間コンクリートを打ちしあげました。

写真では小さくなってしまっていますが、玄関から出てすぐの壁面から、コンクリート打ちしたスペースに掛けて、壁沿いに屋外用の手すりも配置してあります。

こうすることで、車いすからの移乗時に掴まる場所もでき、転倒の恐れが軽減されます。



続いては浴室内部の段差解消です。こちらのお宅は浴室の洗い場スペースが広い上に、脱衣場との段差が8センチ程度ありました。



そこで、以前にもご紹介したことのある『取り外し可能な樹脂製スノコ』をおきました。



壁が微妙に出っ張っている部分も加工して隙間がないように仕上げました。

こうすることによって、浴室内へ車いすごと入っていくことが可能になり、シャワーベンチへの移乗が楽になるとともに、介助者の方に掛かる負担も軽減されます。

色々な理由で色々な対応を迫られる介護保険の住宅改修工事。今回も色々と勉強させていただきました(^^)   


2011年05月26日

玄関先の安全対策 PART 2

本日も、『魂の施工報告』です(^^;) 昨日に引き続き玄関先の安全対策です。こちらも介護ショップW様のご依頼。

古いお宅でしたが、廊下から玄関の土間に至るまでの間にも一段『式台(建築用語です)』と呼ばれる段がありました。

足の運びがご不自由なご利用者様にとって、玄関の上り下り時にはとても怖い思いをされていたそうです。

框付け

そこで、今回はその部分を安全・安心に行ききできるようにするための補助手すりを取り付けました。

框取付用

そして、ぐらつきをなくすために、普段はあまり使わない金物も利用しました。

これは、『框(かまち)』と呼ばれる玄関の上がり口によく見かけられる太い柱のような木部に固定するための金物です。

横に1本補強部材を取り付けることによってさらにぐらつき度合いが軽減されます。

ご利用者様チェック!

『これで玄関で転倒しなくなりそうだよ。高さもちょうど良いし有り難うね!』・・・お気に召して下さったようでした。

また明日以降、お体のご不自由な方々の一助となるべく頑張っていきたいと思います。   


2011年05月25日

『魂の施工報告』・・・玄関先の安全対策

本日は『魂の施工』報告です。

本日は介護ショップA様のご依頼で玄関先に手すりを取り付けて参りました。

完成形

完成形はこちら。玄関を出て2方向へ降りられるようにして欲しいとのご依頼。

完成形2

建物脇にある駐車場や物干しスペースへ行くための安全対策です。

降りる途中は自力で、その先は介助者の手を借りての移動になると言うことでした。

埋め込み

ご覧いただいてお分かりの通り、今回は地中へも手すりを埋め込んでいます。どうやって?って思っていらっしゃる方も中にはいたりしますかね?

実際はこのように地中にコンクリートの『独立基礎』と呼ばれるものを埋め込み、その中にパイプを刺して固定します。

当然!のことながら、そのパイプの支えとなる基礎が動いてはいけないので、一回り大きな穴を開け、そのまわりにもガッチリとコンクリートを流し込んでいるんです。

地ならし

そして、最後はそこに基礎があるのかわからないように見た目をよくするために地ならしをします。

水が見えるのは、このように水を差しながら細い棒などでつつきながら地ならしすることによって、ちょっとした穴の隙間にも土が入り込み、地がしまりやすいという効果があるからです。

本日は時間があまりないので、簡単な報告・・・。次回はしっかりと違ったかたちでご報告したいと思います(大汗)   


2011年05月19日

安全のために・・・浴室扉の交換

今日は『魂の施工』報告です。

こちらのお宅へは以前にもお伺いしたことがありました。前回はご利用者様の奥さんのためでしたが、今回は旦那様が対象でした。

廊下部分

これは、今まで就いていなかった廊下の右側に新しく手すりを取り付けた物です。

今までは、窓の枠に手をついていたようですが、手を滑らせて転倒の危険性が高まったため、今回の追加工事に加えられました。

アコーディオンカーテン

こちらは、今まで室内側に開いていた扉を横に伸縮する『アコーディオンカーテン』と呼ばれる間仕切り書品に交換した後の写真です。

とびらを手前に引いて、その扉ごと後ろへ背中から転送してしまうような危険性のあるようなケースにおいては、扉を撤去して、このような間仕切りに変更することも保険の対象となります。

トイレ前

トイレ前に設置の床立ち上げ式の手すり。

通常は出入口付近に壁があれば横型・縦型などを併用するのですが、こちらのお宅の場合は扉の引き込み側(><)。やむを得ずこのような形式の取り付け方法となりました。

和室からトイレ前

こちらは、寝室からトイレへ行くまでの室内から廊下に掛けての部分。先ほどの床から立ち上げ式を設置したのは食堂へ向かうためにも必要であったために取り付けました。

追加工事終了後のゴリ商社様チェック!

『いや~、もう付ける場所はないね。これだけガッチリつけてくれりゃぁ~何の問題もないよ。お兄ちゃん・・・有り難うね(笑)』と言っていただきました。

本日も一つ安心・安全なお宅への回収作業をお手伝い出来ました(*^^*)


  


2011年05月18日

浴室出入口の安全確保

本日も『魂の施工』報告です!



本日のメインはこちら・・・浴室の扉の変更です。介護保険の適用を請けられる工事なんですよ(^O^)

このお宅のご利用者様。以前、浴室中で扉へ背中がもたれ掛かる格好で倒れられ、ご家族様の力では扉が開けられず、窓から侵入して一命を取り留めたということがあったそうです。

浴室扉

そこでこの度は、脱衣室側から万が一の折には扉ごと外すことが可能な『折れ戸』に交換することとなりました。

浴室扉-2

こちらは脱衣室側。扉を開けしまするときの転倒を防止するための横型手すりも同時に施工しました。

浴室横型

浴室内部へは、扉を開けてすぐに掴まることの出来る横型手すり。

浴室横型-2

浴槽から立ち上がるときのための補助手すりを設置しました。

屋外ステップ台

また、通用口のように毎日出入りにご利用しているこちらのお部屋の掃き出し窓へ、手すりが組み込まれているステップ台を設置。登るときも、降りてゆくときも転倒の危険性が半減されます。

ステップ台固定

いくら手すりが就いているといえども、ガタガタして倒れてしまっては元も子もありません。

ガッチリとステップ台と外のコンクリート部分を金物で連結しました(*^^*)

恒例の施工後チェック!

本日はご家族様がチェックです。一番気にされていたのはやはり浴室まわり。ご自分で浴槽の中に入ったり出たり・・・厳しいチェックでした(汗)

『とても使い勝手がよく出来ていますね。扉も外すことが出来ると言いますから、これで安心です』と一言。ホッと胸をなで下ろす瞬間です。

近日中にはまた別の手すり工事・・・。また頑張らねば!