スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。   

Posted by スポンサーサイト at

2011年05月16日

下駄箱の安全対策(^O^)

本日は『魂の施工』シリーズです。 こちらのお宅は以前にもお伺いをしたことがあり、本日は追加工事でした。

レンタル

取り付けたい場所は玄関の下駄箱。これまでは、介護ショップさんから床と壁の間を突っ張らせて固定するレンタル商品をご利用でした。

しかしながら、今回はこのレンタル商品を返却して、既存の下駄箱と一体型にして取り付けをして欲しい!とのご希望(悩)

金物

そこで、今回はこのような金物を利用して・・・なおかつ、下駄箱内外へ細工をして、手すりを固定する方法をご提案させていただきました(^^)

名付けて・・・『はさみうち戦法』

下駄箱内部

通常、下駄箱の扉などにはピスがきく箇所は限られています。大凡1センチから2センチ、広くても3センチ程度がパネルを貼り合わせるための桟木が四方に入っているだけなんです。

そこで、その細い桟木を利用して、扉の中外へ補強板を取り付けました。

こうすることで、その板には強度が生まれ、手すりをガッチリ!固定することが出来ます(^O^)/

施工後

作業が終了後、恒例のご利用者様チェック!

『すっきりしたね。やっぱり専門の人は取り付けが早いねぇ~。変わった金物もこういう使い方ねぇ~』・・・と手すりの使い勝手よりも先にそちらに関心を寄せられました。

そして、ご利用してもらった感想はと言えば・・・『うぅ~ん、バッチリですよ!』・・・と指でOKマークを作って下さりました。   


2011年05月14日

かわいい門番・・・ひなたぼっこ

午前中に手すり工事に伺ったお宅。可愛らしい門番が玄関先でひなたぼっこしてました。

番犬

思わず記念撮影。眠そうな目をこちらに向けてくれました。



肝心な手すり工事を忘れたわけではありませんよ。

1箇所です。勝手口への出入りに利用するための『斜め型』

あっという間に付けちゃいました(^O^) そうしたらご利用者様の家族の方が・・・

『やっぱりプロの仕事は素早いですねぇ~。簡単に付けちゃうものねぇ~』って!何だか気持ち的には恐縮してしまいました(汗)

門番

取付けが終わって帰るとき・・・ひなたぼっこしていたワンちゃんは日陰に移動!

不審者がこないかどうかをしっかりチェックしてました(笑)   


2011年05月13日

本日の手すり工事

魂の施工報告です(^-^)

1階には寝床のないこちらのお宅。足の具合が悪いご利用者さまからのご希望で階段部分にも手摺の設置を依頼されました。

階段室登り口

本来の手すり用の取付金具を設置する位置に木がないために、下地の補強板を取り付けています。

出だしの部分は扉を開けてからすぐに捕まえられるようにするために、平行気味な部分をもうけ、ちょっとの距離でも転倒しないように配慮しました。

階段室途中

そして、階段が一方通行の(鉄砲階段と呼びます)ではなく、最終的に曲がってあがるような階段室だったので、手摺も切り返して取付けを実施しました。

玄関上がり口

ゆっくり座って玄関で靴の脱ぎ履きをできるようにするために、縦型手すりを設置。

今日の納期に間に合わなかった玄関のステップ台部分には、仮置きのブロックを並べさせていただきました。

トイレまわり

廊下とトイレ内部に12センチ程度の段差があるこちらのお宅。

しっかりと捕まって室内に入れるようにするための縦型手すりと、便座から立ち上がるときに利用する縦型手すりのダブルで転倒防止を配慮しました。

浴室出入口

浴室出入口には『オフセット型』と呼ばれるタイプの手すり用金物を使いました。

水に濡れても大丈夫なように『ステンレス製』を使っています。

金具はオフセット

この写真、手すりを真上から撮影した物です。壁から斜めに飛び出ているのがわかりますか?

こうすることによって、扉を開けたときも、室内側からも割と捕まりやすい格好で手すりを配置できるようになります。

屋外手すり

そして、こちらは屋外手すり。

玄関を開けてすぐに捕まえられるように扉脇から設置スタート。下りきる部分には、降りて一歩進んでからも掴まえられるようにするため、約40センチ程度長めに手すりを伸ばしました。

伸ばさないで取り付けてしまうと、ケース・バイ・ケースですが、安心してご利用者様が階段部分を降りることができ無くなってしまうことがあります。


恒例のご利用者様チェック!

階段の上りやすさに感動されていました。そして、下地の補強板をつけることによって階段幅が狭くなってしまうのではないか?という考えがあったようですが、『意外に狭くならないんだね・・・』とご満悦な様子でした。   


2011年04月26日

わかりやすく説明すること

本日の『魂の施工』は浴室内部への手すり取付工事でした。

まだ建てて間もないお宅。ユニットバスの壁。ご利用者様は左に麻痺が残りリハビリ中でしたが、普段ご自宅内では車いす生活です。

これは打合せの時に撮影したもの。

確実性

打合せで確実性を持たせるために、たまにこうやって黄色いテープを貼り、高さや位置を確認します。

施工後

これは施工後です。

ユニットバスの壁にどうやって施工するのかが心配だったご利用者様。脱衣バスペースに車いすで陣取り、みっちり施工中を見ておられました。緊張したなんてもんじゃない。

でも、付け終わった後のご利用者様の顔は満面でした(^^)v よかったです!
  


2011年04月21日

手をケガしてしまった現場

以前、手をケガしてしまったお宅の魂の施工報告です(汗)

1日数件回らなければいけない予定日でもあったので、慌てていたこともあり、まぁ、単なる自分のうっかりミスでしたが・・・(汗)

こちらのお宅もステップ台を納入しました。先日の施工でお邪魔したお宅と同様に少し『変形型』です。

変形ステップ台

こちらは滑り止めマット仕様となっています。

玄関の出入りを楽にするため、ステップ台と同時に縦型の手すりも配置。特殊な金物を使って、廊下側からも玄関側からもつかみやすい施工を心がけました。

柱の出っ張りに取付

使った部品はこれ!以前にも何度か登場していたかも。

出隅用ブラケット

ただ単純に機のある場所へつければよいと言うことではなく、使いやすさも考えた上での施工が重要ですよね。   


2011年04月20日

ドカタ仕事って大変!

普段はそこまでの体力勝負を必要としない手すりの取付工事。



合計で8箇所の穴掘りを含めたドカタ作業はさすがに腰に来ました。

言ってみれば歳を取ったと言うことですけどね(汗)



最終的にはこういう形になりました。

歩く部分に後は踏み石をなるべく土地の面と平らになるように仕上げて・・・。




これが完全な完成写真。

夕暮れ時にも近くなり、本日はお風呂でゆっくり足をマッサージです(大汗)   


2011年04月20日

屋外手すり工事進行中

先日調査へ伺ったお宅での作業報告です。希望は屋外手すりの取付け。



この垣根を撤去して、階段手前の既存手すりと連続性を持たせたいとのこと。



穴を掘り、基礎を埋め・・・体力勝負です!



いつも自分の作業風景を乗せられなかったけど、今日は相方がいるので撮影してもらいました。

結構まじめに作業してるんですよぉ~(笑)   


2011年04月19日

今日の魂の施工

今日は富士市内へ施工。ステップ台と手すりの施工。

玄関ステップ台

玄関・・・といってもお勝手口ですが、ご利用者様にとってはご自分のお部屋からこの出入口が一番利用頻度の高い場所と言うことで設置の運びとなりました。

変形

スゴイ変形型のステップ台。寸法取りの時は間違わないようにと必死でした。

一発ですっぽり収まってくれて一安心です。

因みに、このステップ台の踏面は土足で上がっても滑りにくいマットを使用しているタイプです。

縦型手すり

後は、上り下りするときの転倒防止用に縦型手すりを配置。

ご利用者様チェック! ご本人様は予定通りでとてもお喜び下さったのですが、ご家族様への評判が『こりゃ今までよりもやっぱり楽に上り下りで知るね』・・・と、ことのほか絶好調!でした(笑)   


2010年11月20日

失敗の母は・・・。

魂の施工です!本日は約40年経っている住宅への手摺取り付け工事。

背骨障がいをお持ちのご利用者様。腰を曲げることが思うようにできない状態。

でも、ご自宅でのご入浴を希望されており、安全な移動を可能にするための工事となりました。

養生

先ずはカッチリと室内を養生。壁に紙テープが貼られているのはタイルが黒いことが要因の一つ!

マーク

この写真を見ていただければお判りいただけると思いますが、黒いタイルには鉛筆でビス穴の位置を書こうとしても全く分かりません(笑)

よって、穴の位置を分かりやすくするためにテープを貼り、間違うことなく下穴を開けることができるようにするための準備なのです。

逆T字

そんな下穴を開けたにもかかわらず、今回は大失態を起こしてしまいました(大泣)

こちらは全く問題なく取り付けが完了した『逆T字型手すり』。

シャワー椅子から立ち上がったり、座ったりする時に負担を軽減させるため、横型だけでも足りそうなところ、敢えて縦型の手すりを伸ばすことで、腰への負担を軽減しました。

L型&横型

こちらが失態を起こすことになった『L型と横型手すり』

取りつける前からタイルの壁には数ヶ所、亀裂が入っていたのですが・・・。コンクリードリルで穴を開けている最中にタイルがはがれ落ちてしまったのです(大汗)

ご利用者様は『40年以上も経つ家だし、最初から亀裂があっちこっちに入ってるんだから気にしないでね!』・・・と、全く気にされていませんでしたが、今まで施工を重ねてきた中で初めての経験だったので、自分の不甲斐なさに怒りを覚えてしまいました。

浴室全体

因みに・・・浴室全体の取り付けイメージはこんな形。

全てにおいて基準よりも高い位置に付いています。これはご利用者様に対応するための高さ。ご本人様にとってはこれが基準の高さなんですね(^^)

入口

脱衣場から浴室へ入る柱部分にも縦型の手すりを取りつけました。

というのも、古いお宅によく見られるのですが、必ず10センチ程度の段差があります。万が一ココで慌てて入ろうとしたり、濡れたタイル面で滑ったりしては事故に繋がりますので、安全性を高める意味で取り付けました。

恒例のご利用者様チェック!

完成後の室内の評価よりも先に、落ち込んでいる私の顔を見て・・・『失敗の母は成功の元って言うじゃない!アンタの作業風景を見ていたけど、しっかりやっててくれたじゃないか!気にすることはないよ。有難うね!』とあたたかいお言葉をいただきました。胸が熱くなってしまいました(大泣)

更に・・・『また追加で何かあるかも知れないから、その時にもアンタ指定で頼むからヨロシクね!』・・・とご家族様。

色々な経験をまたさせていただいた思い出深い現場となりました。M様、有難うございました!   


2010年11月17日

一歩ずつ確実に!

本日は沼津市で「魂の施工」を実施してきました。

ご利用者様は、自宅内では殆ど車椅子での生活。でも、一所懸命にリハビリを続けているので、手すり伝いであれば難とか歩けそうになる日も近い!

ということで、今回の工事となりました。

玄関

こちらは玄関。

廊下から、ゆっくり、一歩ずつ確実に降りることができるようにするために、塀粉部分から斜めに移行していく形式で取付を実施しました。

写真奥手の玄関扉には新聞受けがあり、ステップ台を使ってゆっくり降りた後、ご自分達が使っていたスノコ伝いに手すりを遣いながら取りに行くことができるようになりました。

踏み台

踏み台はこんな形で取り付けてあります。手前がスノコ。丁度いい感じに段差ができていて、ご利用者様家族も大喜びでした(^^)

裏玄関

こちらは裏玄関口。大好きなお庭へ出て行こうにも、やはり手すりが無くては危険と言うことで取付工事となりました。

左右の壁に取りつけたことで、玄関口から出る時も入る時も安心して移動できるようになりました。

ご利用者様チェック!

近くにお住まいの息子さんご夫婦が厳しい目でチェック!「ドキドキ」の瞬間でしたが・・・

『いやぁ~、綺麗に付けてくれたねぇ~。これで安心だよ。ありがとうね!』といってあたたかいコーヒーを入れてくれました。

ご利用者様ご本人に使いやすいと言われることも嬉しいけど、やっぱりご家族の方に喜んでもらえるのも嬉しいですね。実感の1日でした(*^。^*)   


2010年11月15日

問題解決!

この2日間、体調がすぐれずいいたのでブログを休憩したしまいました。

かといって仕事は待ってはくれず、本日、月曜日は「魂の施工」を実施して参りました(汗)

今日は、廊下の段差解消と手すり工事。ご利用者様は身長が低い方でした。

長めの廊下

ご利用者様は非常にトイレが近く、足が弱いというお体でした。すり足状態に近い歩行なので、チョットした段差が転倒の危険性を招く原因となっていました。

手前の右側の和室が寝室。トイレはそのお部屋とは正反対に位置していました。

玄関框部分

古いお宅であったための各お部屋との段差は約3㎝。お部屋の高さが廊下よりも上がっていました。

この写真は玄関框部分。ヒノキの新しい框部材を見切として利用しました。

和室から廊下へ

完成後の廊下です。和室を出てからトイレまでの動線は全てにおいてフラット!

転倒の危険性を回避するため、和室を出てからすぐの位置からトイレ方向へ組立式の手すりも配置しました。

新しく張り上げたフローリングの上に固定するという、我々からすると些かためらうような工事内容でしたが、転倒してしまっては、折角の手すり取り付けの意味がありません。ご利用者様のご家族にも了解を得ての工事となりました。

玄関部分

玄関部分です。昼間に固定したヒノキの見切り框へも塗装を掛け、玄関として恥ずかしくないような使用にしました。

色はフローリング材よりも多少濃いめに仕上げ、コントラストをハッキリとさせました。ご家族様からは好評をいただけました(*^。^*)


トイレ前

これはトイレ前の横手すり。実はこの壁は後からわざと作った腰壁です。

壁紙もまわりの壁に似たような柄で、あたかも最初からコウであったかのような雰囲気に仕上げました。

施工前

施工前はこのようなイメージでした・・・が、建具への手すり取り付けは困難であったため、トイレのドアを開ける時にふらつかないようにしたいというご家族の希望で、建具を温存したまま腰壁を作成し、手すりを取りつけました。

今までにない施工だったので、少々作戦を練る段階で苦労しましたが、今回のこの納まりを学んだことで次回同じようなケースが出てきた時の参考になりました。

  


2010年11月12日

3日間で完成!

本日は先日から行っていた介護保険を利用したトイレの改修工事。

トイレ解体前

古いタイプの和式トイレ・・・いわゆる、どっこいしょスタイル。

その和式便座の上に簡易式の洋式便座が乗っていました。

しかしながら、チョットした高さの違いで、ご利用者様は身長も低く、腰を悪くしていたこともあり、この機会に!と洋式便座に変更となりました。

解体配管後

解体途中の様子。壁の部分はタイルより上は繊維壁でした。

解体しようとも思ったのですが、隣室は浴室と押入と言うこともあり、タイルを解体している最中に浴室のタイルが剥離してしまう
恐れがあったので、今回は解体を行わない方法を選択しました。

下地作成中

強力な接着剤を併用して、壁の下地を作成。仕上げには明るめの色合いのプリントベニヤを選択しました。

見切りも高さを揃えて

正面の小窓の高さに全てを合わせた方が、見た目的にも格好いい!というご意見から、窓枠と同じ幅の木製見切りを取りつけました。床は養生をしてしまってわかりにくいですが、フローリングの仕上げです。

完了後

完成後。手摺も配置して、手前のお部屋とも段差を無くし歩行感も楽になりました。

ご利用者様チェック!

2階にもトイレがあるんだけど、家族みんながきっとこの新しいトイレを使いたがるね(笑)・・・と、動きが楽になったことへの感想をいただけるのかと思ったら、家族利用のお話しとなりました。

でも、工事をして、そのお宅に暮らす皆さんがより一層快適に過ごせる環境の提供ができたことはとても嬉しいことです。

来週も「魂の施工」が数件予定されています。また頑張らねば!   


2010年11月11日

どうしても上がりたい!

バタバタしていて更新がままならない(T-T)

本日は【魂の施工】報告です。足の運びに多少の難があるご利用者様。

にもかかわらずご本人様の寝室は2階にしか設けられないというお宅でした。

玄関上がり口

こちらは玄関の上がり部分。

段差をなるべく少なくするためにステップ台を設置。壁には掴んで登り降りしやすくするために変則のL字型に取付けを行いました。

階段上がり口

こちらは階段の登り口部分。廻り階段になっているため、足を踏む板の巾が内側に行けば行くほど狭い。

安全に登り降りしていただきたいとの考え方から、壁側にあまり見られないケースの「クランク型」に手摺を配置しました。

降りる時に怖い

上の写真・・・クリックすると拡大しますが、上から降りてきた時に非常に怖さを覚える箇所なのです(汗)

2階への上がり口

2階の廊下への上がり口。こちらも階段の踏み板部分が内側に行けば行くほど狭く、足を踏み外す危険性がありました。

そこで、壁に途中で切れてしまっている手摺の延長として斜めに配置。登り口にはしっかり掴まりながら登り降りするための縦型手摺も取りつけました。

縦から2階廊下の横へ

縦型手摺は、登ってきた時に下の方も掴みやすくするため、廊下の床レベル近くまで下げ、廊下部分に配置した横手摺への連続性を持たせました。

寝室のある廊下

ココが、2階の廊下。寝室から出てトイレまでの動線上に横手摺を配置。転倒の危険性を低減しました。

トイレ内部

扉を開けてトイレ内部に入る時も出る時も掴まっていられるようにするため、両サイドに手摺を配置。

左側の壁には連続して座位から立ち上がりやすくするためのL型部分も設置しました。

施工後のご利用者様チェック!

いやぁ~、階段の上り下りが楽になったし、怖さが無くなったよ。これじゃ、他の家族も楽だ!ありがとうね(^^)

ねぎらいのお言葉をいただけました。   


2010年11月08日

よっこらしょ!

土日を挟んで本日引き渡しになった魂の施工のご紹介。いつもお世話になっている介護ショップA様のご依頼。

足の筋力がかなり弱くなっていらっしゃるご利用者様。デイサービスのお迎えが来ても介助の支えが必ず必要。

大好きなお庭へも出られない状況です。

施工前

施工前の状況。飛び石になっていて足下が不安定。杖を利用すれば歩けないことはないのですが、転倒の危険度は最大でした。

飛び石&灯籠移動

そこで、今回は玄関口までのエリアの段差を無くすためにコンクリートの土間打ちと手すりを設置することにしました。

但し、折角いままでご利用になっていた飛び石を捨ててしまうのも忍びない・・・とのご家族様のご希望から、勝手口に通じる方面に飛び石を再配置しました。

地面に埋まっていると大きさがあまり分からないですが、この飛び石!結構重かったです!
よっこらしょ!どっこいしょ!状態でした(笑)

完成

完成後はこんなイメージ。

玄関扉を開けてすぐにつかめるように手すりを配置。手すりを斜めに曲げたい位置にあった灯籠も少し移動させたことにより、新たに打ち増しした土間スペースを有効に利用できる巾を確保しました。

ご利用者様チェック・・・と、行きたいところだったのですが、ご本人様は体調が悪く就寝。代わりにご家族様のチェック!

あぁ~、これはいいね。もっと早く介護保険の制度を知っていればとっくの昔にやりたかったよ。と一言。

意外に介護保険制度の認知レベルがまだまだ低いのだなぁ~と感じた現場でした。   


2010年10月18日

ドラえもんとNHK?

本日は富士市内で実施した『魂の施工』報告です。ご利用者様はご自宅の中を杖を突きながらの移動を強いられていました。

時にはうまく杖を運べず、つまずいてしまうこともあったそうです。

ドラえもんのトイレ

こちらは、トイレ内部に配置した横型手すりをL型手すり。壁にはお孫さんが喜ぶキャラクター『ドラえもん』のシールが貼られていました。

こちらのお宅は、おトイレが男女別々。奥まで行く途中で転倒しては危険と言うことで、L型のみで済ませることなく横型も配置しました。

NHKのお母さんといっしょ

浴室内部です。こちらにはNHKの『おかあさんといっしょ』のキャラクターシールが貼られていました。

なるべくこのキャラクターの上に手すりが掛からないように・・・・かといって、ご利用者様が使いにくくならないような位置を優先に考えて手すりを配置しました。

浴室扉の変更前

こちらは若干狭い浴室内の洗い場スペースを少しでも使いやすいスペース。そして、容易にシャワー椅子の利用ができるようにすることを目的に改修した浴室扉の施工前です。

扉巾はおよそ90センチもあったために、浴室内でシャワー椅子を広げにくい環境となっていました。

折れ戸に変更

これは変更後。扉の巾は折れ戸にしたことにで約半分になり、立ったままでシャワー椅子を広げなくても済むようになりました。

浴室内部折れ戸

しかし、転倒の危険性はまだあると言うことで、出入りの時に利用する縦型を兼ねて、浴室内部へ縦型を配置しました。

脱衣室

こちらは脱衣室です。廊下から浴室内へ移動するチョットした距離ですが、あると無いとでは危険度が違うので、取り付けることとなりました。

廊下部分-1

足がもとないご利用者様のために、玄関から寝室・ダイニングスペースへの移動線上には全て横型手すりを配置しました。

廊下部分-2

こちらは寝室からダイニングに掛けての部分。

ダイニングへ

こちらは廊下からダイニング内へ入っていく部分です。すぐ右にはテーブルがあるので、入ってからはテーブル伝いでの着席が可能です。

玄関ステップ台

こちらは、お出かけになる時の段差解消ステップ台。およそ30センチ弱の段差がありましたので、ゆっくり降りて行けるようにするためのステップ台を設置しました。左側に移っているのは、私どももお世話になっている介護ショップA様が設置した『ポジションバー』と呼ばれる脱着可能な手すりです。

ご利用者様チェックです。杖を使わなくてもある程度ご自宅内を移動できるようになったご本人様。転ぶ危険性が減ったことでとても安心感を得られたとおっしゃっていただけました。

心配だったトイレへもお一人で入ることができるようになり、ご家族様もお慶びでした。

また来週辺りには外構を含めた手すり工事が予定されています。またまた頑張らねば!

  


2010年10月15日

連続性の法則

本日はお得意先の工務店様からのご依頼で2件のお宅へ手すりを取り付けてきました。

工務店ですから、当然!お抱えの大工さんがいるはずなのですが、近頃、自分が介護関係の工事をしていることを知り、色々な条件の把握の仕方や取り付け金具の豊富さを知ってか?工事依頼が増えてきました。

口先営業の効果が出たかな?(笑)

鉄砲階段

先ずは1件目。『鉄扉階段』と呼ばれる一方通行の階段室でした。

壁が繊維壁と呼ばれる塗り壁。取り付けが非常に難しいとされる条件の1つです。でも、このお宅、この階段室の裏側にあたるお部屋が和室だったので、柱の位置がバッチリ判ったおかげで、補強の幕板を打ち付けることなく綺麗に取り付けることができました。

2F上がり口

階段の最期の登り切ったところ・・・。降りる時にも当然掴まりたい!というご希望から縦型に取り付けました。

登ってきた時にも握りやすくするために、柱の出っ張りコーナー部分へ特殊な金物を利用して取り付けてあります。

廊下

こちらは2件目のお宅。ご利用者様は脳関係の手術をなされ、体の移動がなかなかうまくできず、至る所に掴まる箇所がないと怖いというお気持ちを抱いていらっしゃいました。

この手すりは、ご自分の寝室にあたるお部屋から、脱衣場・トイレ方面へ移動するためのもの。開けた扉に緩衝しないようにするために、扉ギリギリの所から配置しました。

浴室出入口&トイレ出入口

こちらは浴室へ入る時に必要な縦型手すりです。出る時には使えないの?という疑問を持たれた方もいらっしゃるかも知れませんが、丁度折れ戸の扉が握ろうとする時に邪魔になり、うまく握れません。

脱衣室側

と言うことで、浴室から出てきた時に握る手すりは反対方向に取り付けました。

連続性の法則

写真手前のトイレ出入口にも縦型を配置して、しっかり握った状態でトイレの扉を開けられるようにしてあります。

この方向は廊下からの写真ですが、連続性を持たせて、なるべく掴まりやすい位置に手すりが配置されていることがよく分かると思います。写真右手は寝室から出てきた時に掴まる横型手すりがすぐあるのです。

ご家族もこれで寄るに移動する道線上の危険箇所に手すりが付いたから安心です!とおっしゃって下さいました(*^。^*)   


2010年10月13日

左には訳がある!

本日は魂の施工報告です。お世話になっている介護ショップI様からのご依頼です。

ご利用者様は右麻痺という事情をお持ち。ご家庭内では車椅子の移動でした。ゆえに、今回の工事では、左側に優位性を持たせた考え方で手すりを取り付けました。

玄関上がり框

ご自分で降りてお散歩へ行かれることは殆ど無いと言うことでしたが、玄関の上がり下がり部分には転倒の危険性があるため、縦型にゆっくりと腰を下ろすためのもの、斜めにゆっくり歩いて伝うためのものという変則のL型手すりを配置しました。

浴室入口縦

浴室の入口には、出る時も入る時も安全に移動ができるようにするために、出入り口の左右に縦型の手すりを配置。

浴室内部

内部には、壁伝いにあるいて移動できるようにするための横型。浴室シャワーには、シャワー椅子からの立ち上がりや浴槽内への移動を安全にするため、シャワーの左側に縦型を配置しました。

こうすれば、シャワー椅子から自然に手を伸ばせば手すりに触ることができ、浴槽内への移重も用意です。

脱衣室

脱衣室にも横型の手すりを配置しました。これは、歯磨きなどをしたい時やお風呂上がりの着替えの折りに転倒の防止を防ぐ目的があります。

トイレ内部

トイレ内部には立ち上がる時に必要な縦型を壁から少し部屋側へ飛び出させるという方法で縦型を取り付けました。

本来は左側の壁にL型に配置したいのですが、トイレ内部の巾が狭いという理由から、このような取付方法となりました。

トイレ内部-2

同じように、トイレ内部で掴まりながら腰を降ろせるようにするために縦型を配置しました。

こうすることで、体を回転させながら便座へ腰を降ろすことが容易になりました。


恒例のご利用者様チェック! トイレ内部の手すりがとてもお気に召されたようで、トイレの中からなかなか出てこられませんでした(笑) 浴室内部も今夜お風呂に入るのが楽しみになったとおっしゃっていただけました。

廊下の高さ3センチの段差解消も無事に終わり、家の中が完全バリアフリーになったことも安心だと、昨日に引き続きおっしゃっていました。これで、ご家庭内での転倒が少しでも解消されればいいなぁ・・・と願うばかりです。   


2010年10月12日

転びやすい部屋

本日はお世話になっている介護ショップW様のご依頼による住宅改修工事初日です。

トイレ・脱衣室前

右麻痺がのこるご利用者様。ご自宅内での移動は車椅子中心。しかし、廊下と室内には段差があり、介助するご家族様にはその段差がとても大変に感じされていました。

そこで、今回は、廊下部分を全てお部屋の高さに嵩上げするということになりました。

段差解消の工事中①

上げる高さは30㎜。調整が微妙ですが、4㎜のベニヤをまず最初に引き詰め、12㎜のフロアベースを敷き込み、最終的に12㎜のフローリング材を貼り、合計で28㎜の嵩上げとしました。

これは、一番最初のベニヤ捨て張り作業。

ベースパネル

フローリングを張る前のフロアベース貼り作業中。画面奥から貼り攻めてきました。

トイレ・脱衣室前

ここは一番よく移動でご利用になられるスペース。手前はご利用者様が寝室としてご利用になられている和室。出入りする時にはいつも『ガタン!』と言いながら車椅子を落とし、戻る時は『ヨイショ!』っと掛け声をだして段差を乗り越えていました。

もうフローリング仕上げが始まっている最中です。

廊下部分

廊下部分です。リビングスペースとしてお使いの廊下から寝室までの段差がなくなりつつあります。

仕上がり後
仕上がり後

こちらの2枚は仕上がり後の写真。

最初に掲載していたトイレ前のスペースと比べると、段差が解消されていることがよく分かります。

介護保険では、こういった内容も補助金枠の対象になります。

明日以降には、こちらのお宅へ手すりを順次取り付けていく予定となっております。
  


2010年10月07日

屋根裏で確認

本日は魂の施工報告です!

こちらのお宅・・・ご家族様の希望で壁には余計なものを付けたくない!とのことで、通常利用する補強板が使えないという事態でした。

従って、今日の作業は天井裏へ潜ることから開始!そして、しっかりと柱の位置を調べてからの取付工事となりました。

玄関L型

これは玄関L型手すり。横の高さは通常だと玄関のタイル面から高さを合わせるのですが、施工前の高さ確認で新たに取り付けたステップ台の高さからを基準として取り付けました。

ご利用者様の利用方法をしっかりと確認してから施工しないと、折角の手すりもまったく意味を抗さないものになってっしまいますからネ(^^)

脱衣場からリビング方面

これは、廊下に取り付けた手すり。

リビングから脱衣場に掛けての転倒防止にと言う目的で設置しました。手すりのハジとハジには柱がしっかりとあるのが最初から分かっていたのですが、この箇所には途中、手すりの棒がたわまないようにするために2個の補強金具が必要でした。

ここの柱位置を調べるのが一番苦労したかな~。点検口になっていた和室の押入から一番遠い位置でしたから(笑)

脱衣室

これは、脱衣室へ入ってからすぐの横手すり。ご家族様はタオル掛けに最適~!なんて言ってましたが(汗)

トイレ前

これはトイレと脱衣場の間の壁です。トイレの内部には既に手すりが設置されていたので、廊下での転倒防止目的で設置しました。

玄関からリビングへ

これは玄関からリビングへ向かう廊下です。壁という壁には今回横手すりが殆ど設置されました。

ご利用者様チェック!!
『我が家も介護施設みたいになったな。これだけ手すりがあれば安心だ!』とおっしゃっておりました。浴室内はまだ未設置。今後の検討課題となりました。   


2010年10月06日

目が見えないんです

本日も、『魂の施工』を実施して参りました。

ご利用者様は脳のご病気をなされ、目が思うようにみえないという方でした。ご家族の方のお話しでは2年前までは野球でピッチャーをやられていたほどのスポーツマン。突然のことに驚いてしまったそうです。

私の父もくも膜下出血を2度ほど手術をしている経験の持ち主なので、ご家族の方と施工前にそんな話で盛り上がってしまいました。

さて、魂の施工報告へ移ります。

位置確認

本日の施工前に伺った時に、ご利用者様が良く手を輪割られる位置を再確認したいということから、施工予定箇所にはこのような黄色いテープを貼っておき、許可状が届くまでの間、日常動作の確認をしておいていただきました。

両サイドの安全確保

その結果、本当に都合のよい位置を前もって知ることができ、トイレ内では転倒が多い危険性があるので、両側の壁に手すりをL型に配置しました。

こうすることで、目の見えにくいご利用者様が安全に中で体を移動させることが可能になります。

浴室扉

続いては浴室扉です。浴室内部へ押して空けるタイプの開きドアが付いていましたが、なるべくすぐに中の壁を触って歩いていけるようにするために、折れ戸への変更となりました。

浴室折れ戸

こうすることで、扉開口スペースは変わらずとも、すぐに浴槽の壁を触ることができ、容易にシャワー椅子などへたどり着くことが可能となります。

また、出入り口に縦型の手すりを配置したことで、扉を開ける時などにも転倒の恐れが軽減されます。

少し段差ができてしまいます

しかし、後付けで浴室扉を変更する場合は、浴室と脱衣室との兼ね合いから、どうしても多少の段差が生じてしまいます。今回のケースの場合は約3センチ、新たな枠を設置したことにより既存よりも高くなってしまいました。

すり足でしか移動できない方の場合には問題が生じやすい、施工後の危険ゾーンです。

しかしながら、ユニットバスの場合、このケースはどうしてもクリアすることが難しいとされています。

※扉交換だけの場合は既存のドア枠を残したまま施工しないと水漏れの恐れが生じます。また、ユニットのため、解体するというわけにも行かないことが多いと言うことです。)

玄関

最期は玄関の縦型手すり。あまり運動ができなくなってしまったご利用者様。足が少し弱くなられたようです。

玄関で靴を脱ぎ履きする時には腰をおろします。そこで、立ち上がる時や座る時の転倒を防止するためにこちらへの設置となりました。


恒例のご利用者様チェック! 『トイレがとっても使いやすくなったよ。ありがとう!』とおっしゃっていただけました。脱衣場につけた手すりも、以前入る時に転倒した経緯がお有りのようで、『この手すりは安心できるね!』とご家族ともに納得されていました。

本日も、安心・安全をお届けできたようです。また次回の施工も頑張るマン!   


2010年10月01日

ステンレス加工

本日これが我が社へ届きました。コピー機じゃぁないですよ。手すりです(^.^)

異業種交流団体で繋がりのあるのステンレス加工屋さんが作ってくれました。

ステンレス製の手すり

綺麗に曲げてあって、細部の加工もバッチリ!

今週末の3日に、沼津の介護施設の浴槽内へ取付予定。あぁ~、またまた日曜出勤です(T-T)   


2010年09月29日

小柄なご利用者様

富士市内で魂の施工です。

先日の日曜出勤をしたその日、丁度午後からご利用者のご都合がいいとのことで、ペンディングになっていた作業を出勤ついでに実施してきました。

玄関外手すり

体の小さなご利用者様。身長は140センチ程度しかありません。写真ではわかりにくいですが、手すりの横の高さはおよそ70センチでした。

こちらに付けた理由は、外出する時に今までは玄関脇の雨樋をつかんでいたからです。雨樋では、いつ外れてしまうかもわかりませんし、小さなご利用者様の手ではあまりにも太すぎます。そんな理由から、安全に外出できるようにするための移動手段として、こちらへの設置となりました。

浴室内横型

浴室内の移動手段にと取り付けた横型手すりです。こちらの高さもやはり低め。

浴室内での転倒は一番危険。どこをぶつけるかわかりませんから・・・。

浴室内L型

L型手すりは浴槽への出入りのために利用するためのもの。こちらはご家族様も自然と使うようになっていくと思われます。

小さいご利用者様。縦部分に掴まることで、浴槽の先がチョット一段平らに上がっている部分に足を付いて入りやすくなったようです。

実は、こちらのご利用者様、軽い認知症の症状がありました。ゆえに、今回のご利用者チェックはなし。その代わりにご家族様チェック!

玄関先部分に付けた手すりを非常によく気に入ってくれました。というのも、柱の位置がどこにあるのかが自分ではよく理解できず、取り付けるか否かを迷っていた箇所だったからだそうです。

完全に固定できた形を見て・・・「うぅ~ん!さすがプロだね!」っとうれしい一言。日曜出勤した甲斐がありました(=*^。^*=)   


2010年09月28日

手すりが付けられない!

こちらは富士市内の賃貸住宅にお住まいのご利用者様でした。

玄関部分

玄関部分に伝って行くための手すりが必要との事でした。しかし、壁面は「土壁」と呼ばれるタイプで仕上がっているためにビスが全くきかない場所でした。

段差が大きいです

段差も課なりの高さがあり、通常は腰を掛けてからの外出とのことでした。

座って握る

そこで、今回は床から手すりを立ち上げる方法を選択しました。腰を掛けてからも握りやすくするため、玄関の框部分からのスタートにも配慮しました。

歩きながらたどり着く

外からお帰りになった時も、玄関扉を開けたらすぐに掴まりどころに手賀と俗用にするため、扉ギリギリまで手すりの位置も伸ばしました。

ご利用者様・・・一言いっていただけました。『こりゃ便利!』口数の少ない方でしたが、顔は優しい顔つきになってました。

明日からはきっと安心してお出かけになっていただけると確信して、現場を後にしました(=^。^=)   


2010年09月27日

黒いタイル壁の浴室

介護ショップU様のご依頼で、富士市内で魂の施工を実施しました。

こちらのお宅では浴室、トイレ、玄関、脱衣室などへの手すりを配置させていただきました。

位置出しのためにテープ

これは浴室内へ手すりを付けるための作業中の写真。

テープが貼ってあるのは、壁が黒いタイルなので、どの位置にビス穴を開ければよいかがわからないので、仮の位置出しをわかりやすくするために張ってあるのです。

こうすることで、赤マジックなどで印を付けた場所が明確になるんです。

取り付け完了

取付工事費完了後はこんなイメージ。

縦型は、シャワー椅子から立ち上がる時に掴まりやすくするための物。ご利用者様は右利きなので、シャワーの右側に配置しました。

L型は浴槽へ入る時と出る時に利用するのも。大体、浴槽というのは深さが55センチから60センチ程度あります。

足を踏み入れている最中に掴まるところがないと転倒してしまう恐れがありますので、このような付け方が一般的です。

玄関部分

現幹部分です。このお宅の場合、程よいところに壁がなかったので、やむを得ず下駄箱への固定となりました。

ステップ台を配置したことにより、丁度掴まりやすい高さにもなっています。

浴室入口

浴室入口の縦型です。古いお宅だと、脱衣室と浴室に段差があります。こちらのお宅の場合も約10センチ程度の段差が!

入る時にゆっくり掴まって降り、出る時にはしっかり掴まって段差を乗り越える。それのための縦型です。

色が白いのは水に濡れても大丈夫なように耐水・滑り止めのきく「浴室専用手すり」を取り付けてあるからです。

トイレ内部

こちらはおなじみのトイレ内の手すりです。ベニヤ壁だったので、補強の意味で板を取り付けました。タオルバーなどであればこの必要はないのですが、体重が掛かるような手すりの場合ははずれてしまったら大変なことになりますので、このように補強をします。

ご利用者様チェック!タ~イム!

丁度、この日ご親戚の方もお見えで、ナゼかその方が主にチェック。でも、『綺麗に取り付けてあるね!アンタどこの業者?うちもそろそろ必要になるかな(笑)』などと言っていただけました。

無論、ご本人様も使いやすくなったと・・・特にトイレは入りやすくなったとお慶びいただけました。

この日はもう一件取付工事がありました。それはまた明日ご紹介しますね(*^。^*)   


2010年09月25日

チョットしたことで・・・

昨日トイレ内部の壁を補修したお宅へ・・・。

本日は魂の施工に伺いました。

ご利用者様は、突然とある日に脳の病を患い、杖を遣いながらのよちよち歩きに近い移動。左手にはマヒが残る状態でした。

チョットの距離でも

こちらが、転倒の原因になった場所。手すりを取り付けたのはホンの60センチ程度。

でも、この掴まりどころが有る無しではまったく安全性が違うのだと言うことに、取り付けていながらまた感じてしまいました。

伝って座って

このL型は、歩幅の小さなご利用者様が、既設の壁面に付いている便器脇の手すりにたどり着けるようにするためのもの。

ここでも、過去に手すりがないために転倒してしまったことがあったようです。

ほんのチョットの距離が命取りになることがあるんですね。

リハビリに利用

階段に付けたのは2階へ上がるための目的の他に、リハビリをするためにも利用する手すりとして取り付けられています。

今までは、転倒することがとても多く、外出も避けていたようです。この階段でリハビリの練習をすれば、きっと表にも出かけられるようになるはず!っとご家族様。

上りと下りでしっかりと右手で握れるようにするため、両側の壁面に取り付けました。

ご利用者様チェック!・・・ご利用者様もさることながら、ご家族様がお慶びになりました。トイレなどは特にそうでした。今まではしっかりと付き添わないと一人では危険だったエリアが、これからは安心エリアになりそうだと・・・。

体の状況によって、手すりの必要箇所は種々様々。起こりうる事態を目の当たりにした後の施工。とても勉強になりました。   


2010年09月22日

介護保険適用です

本日は富士市内で『魂の施工』でした。

今日のお宅、手すりは正直1箇所しか無かったのですが、こういったことも介護保険の適用を受けることができますよというわかりやすい現場でしたので、皆さまにもご案内いたします。

握り玉

先ずはトイレのドアノブ。既にはずしに掛かっていますが、このタイプは『握り玉』と呼ばれるタイプで、手に握力のない方などは容易に明けることができないタイプです。

レバーハンドル

そこで、今回は『レバーハンドル』と呼ばれるタイプに変更しました。こうすることで、力が無くても容易に扉を開け閉めすることができるようになります。

水栓金具

同じように、浴室の水栓金具です。こちらも手に力がないとお湯も出せないし、温度調整もままならないタイプです。

レバー式水栓金具

そこで、今回はレバーで湯量も温度も調整できるタイプへ変更しました。ご利用者様がチェックで一番喜ばれた箇所です。

もう一つのシャワー

さてさて、こちらのお宅はもう一つお風呂にシャワー栓がついていました。
申し出に利用されていない『ソーラー温水器』かと接続していた名残だとか・・・。

穴は綺麗に補修

手すりを配置する上では邪魔になるので撤去しました。撤去後のパイプの穴も綺麗に補修しました。

※この撤去費用は介護保険の適用を受けるのは難しいです(^^)

L型手すり

撤去した後のL型手すり配置写真です。スッキリとして邪魔になるものも何もありません。

安心して浴槽へ入ることができるようになりました。

ご本人様も、ずう~っと気になっていた手すりまわりの邪魔者がなくなってホッとされていました。   


2010年08月30日

ヘビのような手すり?

本日も、得意先の介護ショップU様のご依頼。富士市内で『魂の施工』です。

ご利用者様は女性。自宅の中は4点杖での移動。それがないとすぐに転倒する恐れがありました。

こちらは浴室。脱衣室と浴室内では床の段差が10センチほどありました。

10センチ以上ある場合はスノコを設置するケースが多いのですが、すり足での移動ではないために、今回は手すりのみの工事となりました。

浴室手摺

ご覧いただいてお判りの通り、設置がチョット複雑です。

脱衣場から入っていく方向からの写真ですが、すぐの縦型は、当然段差を注意しながら浴室内部へ入るためのもの。

横型は、浴室内を移動する時のためと、シャワー椅子に腰掛けている体制から立ち上がる時のきっかけとしても利用するためのもの。

そして、浴槽付近のL型は浴槽への出入りに利用するためのものです。

これらが全て一体型で組み込まれています。一見すると『ヘビ』のようにクネクネしていますよね(^^)

正面から

正面から見るとこんな形。実は・・・この手すりには『ひと工夫』加えられています。

上の写真の方がわかりやすいですが、手すりを固定してある金具の下に『スペーサー』と呼ばれる商品がついています。これは何かと言うと、タイル面と、タイルが張られていない壁面との微妙な段差を無くすために利用されています。

実際、このお宅の壁面はタイル面とそうでないところでは段差が2センチもありました。手すりが斜めについていては、力の入り具合に均一性が取れず脱落してしまう危険性もあります。

それを回避するために、いつもこういったケースの場合は『スペーサー』を利用するように心掛けています(=^。^=)

トイレ内部

こちらはトイレ内部。少々手狭感なイメージのトイレでした。

取り付けたのは、移動用に利用する横型と、トイレに着座している姿勢から立ち上がる時のきっかけとして利用するための横型手すりです。

玄関

最期は玄関。皆さまのお宅も似たケースが多いと思いますが、床と靴を脱ぐ土間部分ではおおよそ30センチから35センチの段差があります。

玄関先での転倒を防止するため、先ずは玄関ステップ台を設置。壁があれば、L型を設置したいところですが、こちらのお宅の場合はそれが叶わない状況であったため、下駄箱に手すりを設置しました。

ご利用者様チェック!です。

『これで、今までお庭に出るのが怖かったけど、これからはゆっくり降りれるから行けそうだよ。ありがとう!『お風呂も手すりがついて今までよりも安心して入れるね。良かったよ!』・・・と言っていただけました。

魂の施工報告でした(^^)   


2010年08月28日

よつんばいで・・・

本日も、富士市内で『魂の施工』です。

本日のお宅のご利用者様は一人暮らし。右手にほとんど力が入りません。足しびれが出やすく、長くは立っていられない。そんな状況でした。

玄関転落防止

こちらは玄関。階段を登らないと玄関扉までたどり着きません。健常者であれば何ともない箇所ですが、その階段はむき出しで、転落の恐れも有りました。

そこで、転落防止の意味も兼ねて、手すりを配置しました

壁面取付

通常は玄関のポーチ部分へ金具を固定するのですが、今回は階段側面部分で利用できる金具を取り付けて施工してみました。

玄関+ステップ台

こちらは玄関。写真の右側には外から来た時のための縦手すりが有るのですがそれは割愛!

降りる時を更に安全に!と言うことで、ステップ台へ乗り移る時の縦型と玄関ポーチへ降り進むための手すりを斜め型で連結しました

階段室 登り口

そして、今までは階段を『よつんばい』で進んでいたというご利用者様。もっとスムーズな移動、転倒の防止も確保するために階段室へも手すりを配置しました。

この写真は登り口です。

急な階段
下り方向

こちらのお宅の階段は結構急勾配。そして、鉄骨造と言うこともあり、下地探しにも苦労しましたが、何とか取り付け完了。

降り口へ

上の階からの折口には、左側につかみ所をを設けてもご本人様の握る力が無いと言うことで、右側部分にこんな形の手すりを設置しました。

横に一本ある手すりの棒は『振れ止め』と呼ばれる手すり補強と共に、下から上がってきた時にもつかみやすくなるという一石二鳥効果が有ります!

さぁ、恒例のご利用者様チェック!

『階段が面白いように登っていけるね。降りる時もこれで安心だ!ありがとう!ありがとう!』
『外もいいね!前は落っこちそうになた事があったけど、これなら安心だ!』


とてもお気に召したご様子でした。よかったぁ~(=^。^=)   


2010年08月26日

転ばないでね

本日は、比較的簡単な『魂の施工』を実施してきました。

ご利用者様は、自宅の中では4点杖歩行の状態。外出をする時には玄関と、チョットそこまでの時は勝手口からの出入りも頻繁にあるということで、この度は勝手口への手すり取付けとなりました。

勝手口

外から見た勝手口です。

段差が35センチあったので、先ずはその段差を少しでも楽に、安全に降りられるようにするために『ステップ台』を設置

手すりは、既存のお部屋の床から土間の高さに掛けて、手を滑らせながら降りていけるようにするために縦型手すりを配置すると共に、その途中から斜め部分も取り付けました。

下駄箱

その次いでと言っては何ですが、脇にある下駄箱(本当は収納として利用されていました)へも横型に手すりを配置し、両手でつかまり立ちする時の補助となる部分も設置しました。

登り降りの時はかなりの重心が掛かるはずなので、こちらの下駄箱は、グラグラしないようにしなければいけないと考え、家具転倒防止工事の時に利用する金物でそのグラつきを無くしてあります

ご利用者様チェック!です。

『自分よりも家族のほうが使う機会が多いかもね!』・・・と、冗談交じりの笑顔でチェックして下さいました。

明日も、魂の施工が予定されているので、がんばりま~す(=~。~=)   


2010年08月24日

女性だからこそ・・・

本日は、お世話になっている介護ショップU社様からのご依頼で、富士市内にて『魂の施工』を実施して参りました。

ご利用者様は女性。現在厳しいリハビリ生活の真っ最中との事でした。

玄関

こちらは玄関です。本当は玄関の入口まで横の手すりを伸ばしてあげたかったのですが、大きな鏡があり、それが叶いませんでした。でも、普段は介助者がついての外出との事だったので、ステップ台から数歩降りる部分の長さを優先としました。

トイレ横型

こちらはトイレ内部の横型手すり。

通常よりも少々長め。お写真をよ~く見ていただければお判りの通り、奥の方にはタオルが・・・。設置の関係上、今までついていたタオル掛けを撤去してしまったんです。だから、この手すりは、タオル掛けも兼ねた手すりになっています(笑)

トイレ縦型

同じくトイレ内部の縦型。片方の腕には力を入れることのできないご利用者様。実は、このトイレ、廊下よりも12センチ高いところがトイレの床の高さになっています。

ですから、しっかり掴まるところが無いと、出入り時に転倒の恐れがあります。その危険性を抑えるための縦型手すりです。

冷蔵庫脇

今回の設置で『女性だからこそ!』という場所がこの冷蔵庫の前の壁です。

本来の目的は、台所から廊下へ出て行く時のための道線上の転倒防止のためです。

しかし・・・、リハビリが上手くいけば少しでもお料理ができるのでは・・・。ご本人様の頭の中にはきっとそんな思いもあったのではないでしょうか?。手すりの設置高さは台所のカウンターと同じ高さに設定しました。その方が、ご自分で何かをされる時も都合がいいとのことでした。

リハビリが上手くいって本当にこのご利用者様の希望が叶うといいなぁ~と思いながら設置した場所の一つです。

浴室横型

浴室の横型手すり。普段はシャワー椅子に座りながらのご入浴との事でしたので、その椅子に移動するまでの高さをイメージして設置してあります。

鏡脇縦型

シャワー椅子から立ち上がる時に掴まる場所として設置しました。いつもは目の前の棚のどこかに掴まっていたようですが、それではどうしても危険が伴います。今夜からは安心です。

浴槽出入口

脱衣室と浴室との出入口部分の縦型です。

トイレと同様に、こちらのお宅の浴室は脱衣室よりも高い位置に浴室の床位置があります。またいで出入りしなければいけないのでしっかり掴まる場所は転倒防止のためには必須!

脱衣室からでもつかみやすいように多少長めに設置しました。

ご利用者様チェックです!

『トイレが楽に入れるようになったわ!お風呂も良さそうね。ありがとう!助かったわ!』・・・と笑みを浮かべてくれました。


希望通りの位置につけられたようでホッとしました。明日以降にも「魂の施工」が予定されています。頑張らなきゃ!