スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。   

Posted by スポンサーサイト at

2012年04月10日

これもみんな保険の適用OKです!

本日は魂の施工報告です。ご依頼いただいたのはお世話になっている介護ショップさんからでした。

今日のポイントはいつもの手すりとは違う内容がメインでした。

皆さんの想像する介護保険の適用をうける工事というと『手すり』だけではないか?と思われがちですが、実は色々な物も適用の範囲(申請の仕方にもよりますが)とされます。

本日はその一例をご紹介します。

先ずは・・・『ドアノブ』の交換



施工前は『握り玉』と呼ばれるタイプでした。高齢者は握力の低下が著しいケースがあります。こういったときは次の写真のようなタイプに変更します。



『レバーハンドル』と呼ばれるタイプです。このタイプに変更することによって、握る必要もなくなり、極端なことを言えば、ヒジで扉を開けることも可能になります。

また、リュウマチの症状のある方などはしっかり握ることができないケースもあります。こういうときは『レバー式』と呼ばれるタイプの引き手に変更すると非常に便利です。



こちらは施工前のトイレの出入り口扉。健常者から見ればなんの変哲もない扉です。しかしながら、介護を必要とするご家庭にとってはとても怖い扉です。

というのは、もし、中で介護を必要とする方が倒れてしまったとします。扉はトイレの中へ押して入るタイプ・・・万が一扉にもたれかかって倒れてしまったら、簡単に中に入ることができません。1分1秒を争う事態の場合はこれではリスクが大きすぎます。



施工後です。吊り元(扉の固定している側のこと)を変更して廊下側へ扉が開くように変更しました。さらに、扉の開く方向は寝室から入りやすいような開き方になっています。



こちらは定番のトイレ内手すり。

通常、縦型の手すりは便器の先端から15センチ~20センチを目安に取り付けます。それは、その距離にあると一番握りやすいというのもそうなんですが、縦を付ける意味は座っている自分の体を引き寄せて立つきっかけにする!という意味合いがあります。

余り遠くても近すぎても意味のない物になります。男性・女性・・・身長によっては微妙に距離が変わることがあります。

現場ではそういったことにも気を配りながら施工を実施しています^^。

恒例のご利用者さまチェック!

『トイレの扉が開けやすくなったし、これで中で倒れられても安心だわ!』・・・以前にご利用者様がトイレ内で倒れられて大変苦労したというのがご家族のご意見でした。

そこに暮らす人にも優しい、ご利用者様にも優しい・・・そんな施工が今日はできました。