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2010年04月03日

下地が全くわからず苦労しました(泣)

本日も魂の施工を実施して参りました。場所は富士宮。

ご利用者様はご自宅の中で杖を遣いながらの移動を余儀なくされていらっしゃいました。

トイレ内部

まずはトイレ内部です。一般的にはどちらかの壁にL型を付けますが、今回のご利用者様の場合はケアマネージャー様からのご指示で左右にそれぞれ縦型と横型を独立させて取り付けました。

トイレ左

入って左側の壁には縦型を設置。写真を見ていただくとわかるかと思いますが、こちらのお宅の壁は一般的なお宅と異なり仕上げ材がキッチンパネルでした。

こうなると下地探しがとても大変。しかしながら、ご自宅に建設当時の図面が保管されていたので、それを資料にして何とか大凡の位置を把握(ご利用者のご了解を得た上で)。補強板の必要性があったので、数カ所下地調べのために穴を空けさせていただきました。

トイレ右

そして、右側には横型。下調べにかなり時間を取られてしまったので、トイレ内を作業するのに通常であれば40分程度で終わる作業が1時間程度掛かってしまいました(泣)

下地の板を取り付ける位置の関係から、今回はペーパーホルダーも併せて板の上に配置し直してしまいました。

廊下

こちらはお部屋から出てトイレと脱衣場に向かう時に利用するための横型手すりです。これを設置するのが今日は一番楽でしたね(笑)

浴室内

浴室内です。既存の手すりが何カ所か設置されていたのですが、現在のご利用者様の体の具合にはマッチしないということで、新たに設置することとなりました。

取り付けたのは3箇所。
  ①リモコン脇の縦型
  ②リモコン脇の横型
  ③そして浴槽脇にある横型の延長に相当する縦型。

なんでそんなに同じような箇所に集中して付けてるの?という疑問が湧くかも知れませんが、これらにはそれぞれ取り付ける理由がありました。

①は洗い場から浴槽に入る時に利用
②は浴槽内へ設置予定の浴槽内で利用する椅子に腰掛ける時に両手で捕まりながらゆっくり座れるようにするため。
③は浴槽内から立ち上がる際に転倒しないようにするためのもの(横だけでは今現在のご利用者様のお体では不十分ということでした)。

適材適所ではないですが、やはり必要な場所には必要な理由が有り、その数に決まりはないと改めて感じさせられました。

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さぁ!本日もお決まりのご利用者様チェック!のお時間が・・・(大汗)

開口一番の一言は・・・『いやぁ~。綺麗にやってくれてあるね。トイレもイメージが高級に見えるよ(笑いながら)。お風呂は今日からようやく安心して入れるようになるね。』でした。

とても喜んでいただけたようでした。そして、本日の施工内容を気に入っていただけたようで、追加で玄関付近への手すり設置を依頼されました。

来週改めてケアマネージャーさんに現場確認をしていただき、申請をする運びとなりそうです。   


2010年04月01日

安心してご利用いただくために

以前、『昔の家って大変です』というタイトルでご紹介済みのお宅・・・。本日魂の施工を実施して参りました。

樹脂製すのこ

『腐らない耐久年数のあるもの』をご希望されていたご家族様。
今回は、そんなご家族様のご希望に添うべく、重量も軽く、耐久性のある樹脂製すのこを納品させていただきました。

取り外しが出来ます

掃除の時に簡単に取り外しができる大きさ・重さを勘案し、面積を3分割しました。

そして、タイルの色目に合わせてすのこの色はピンクとしました。



敷き込み後の全体像はこんなkんじに仕上がりました(^-^)

大きな段差も解消



30センチあった大きな段差も・・・この通り!解消できました。

横型

そして、この段差を解消した上で、脱衣室から浴槽へたどり着く間での長い距離を転倒しないようにするため、横型手すりを配置。

L型

こちらのお宅の浴槽は深いので、浴槽から上がる時につかみ所がないと大変と言うことで、L型手すりも配置しました。

勝手口L型

こちらは勝手口。通常の正面玄関もあるのですが、ご利用者様の通用口はこちらがメイン。

立位から腰を掛けるまでの縦型と、外から入ってきた時の掴まりどころの確保を確実にするため、L型手すりを配置してあります。

トイレ内変則連続のL型

こちらはトイレ内部。

足の弱いご利用者様。少し奥まったところにある便器にたどり着くにも壁伝いでなければ転倒してしまう!

ということで、扉をあけてすぐの位置から横型手すりを配置。それに連続させた形でトイレの立ち座りを楽にするためのL型手すりを同時に配置してあります。

さぁ、久しぶりのご利用者様チェック!今回は当日談と後日談があります。

当日談「・・・無言」でした。何かドキドキ、汗x2 デイケアーにお出かけになられたこともあり、たいした会話も出来なかったので心配で溜まりませんでした。でも、ご家族様には大変好評を得たのでその時はその場を去りました。

そして後日談(といっても同日の夕方の話ですが)・・・仕事を依頼して下さった介護ショップA様からでした。

『今までお風呂に入りたがらなかったお父さんが、自分から喜んでお風呂に入ってくれました・・・ってご家族様から連絡ありました。きっと段差が無くなって、掴まるところもしっかりとしたから安心したんじゃないかということらしいです。』とのこと。

口数の少ないご利用者様だったんだと、安心することが出来ました。

今週はまだあと1件予定があります。また、お慶びいただけるよう、魂の施工頑張らなくちゃ!   


2010年03月23日

タバコのヤニだらけ?

今日はお付き合いさせていただいている工務店さんからのお仕事でした。
現場は富士市内の老人ホーム。人の入れ替えがある時によくお世話になっています。

はがしている途中

こちらにお暮らしだった方・・・恐らくヘビースモーカーだったようです。
壁紙が黄ばんでいました。

はがした部分と奥に見える色が茶色っぽい部分との差がハッキリお判りいただけると思います。

壁紙ははがすんです

壁紙の貼替え・・・皆さんはどのような作業工程で進むかご存じないと思いますので、今回はわかりやすい写真でご紹介(^^)

最初に既存の壁紙をこのようにはがします。綺麗にはがれなかった場所は、『パテ』と呼ばれるもので、下地補修することもありますが、大体の場合はこのように先ず壁紙をはがすだけで下準備は終わりです。

はがし終わり

葉がし終わるとこのようになります・・・最初に柄が付いていた壁紙を取るのを忘れてしまったので写真ではわかりにくいかな?

張り上がりました

張り上がるとこのようになります。最初黄ばんでいた壁紙も白さを取り戻しました。
撮影時刻は夕方の4時ですが、自然光だけで十分明るさも採れています。

明るくなったかな

ハッキリと色が違っていた通路部分の天井や壁も綺麗になりました。

明日以降、お掃除屋さんが電気・空調・ガラスなどを綺麗にしてくれるはずです。

明日はお天気が芳しくないようですが、細かい仕事をこなしていく予定です。   


2010年03月19日

高さを変えると楽ですよ(^^)

本日は立ち座りをする時に膝に負担が掛かりなかなか思うように行かないご利用者様のための商品を納入してきましたのでご紹介します。

施工箇所はおトイレです。手すりが付いているのですが、どうしても便座の位置まで腰を下ろそうとすると体の負担が掛かっていました。

施工前の便座

施工前の便座です。ごく一般的に皆さまのご家庭にあるタイプと遜色はありません。

補高便座

今日は、この商品・・・『補高便座』といいますが、この商品と一緒にウォシュレットを同時に取り付けてきました。

ご覧いただいてわかるように、座面部分に厚みが付くような構造になっています。本日のタイプは5センチ。他にも3センチなどのタイプもあります。

これを取り付けることにより、座面が高くなり、足の悪いご利用者様でも楽に立ち座りの動作が可能になるんです(^ヘ^)v

センサーも付いてます

取り付けたウォシュレットですが、人感センターが付いています。これは、むやみに水が出てしまわないようにするために、腰を掛けてしばらくしてからでないと機械が動かなくするような仕組みを組み込んでいるからです。

また、子供が間違ってボタンを押しても水が出てこないようにするため、座面にもセンサーが付いており、座面に圧力がしばらく掛かってからでないとスイッチが動かないようになっています。

要するに、誰かが腰を掛けてしばらく座らない限りウォシュレットの機能は使えなくなっている・・・2重ロック機構になっているということです。

取付共完了後

取り付けた後はこんな感じ。最初よりも座面が高くなっているのがお判りいただけるでしょうか?

このタイプは乾燥機能や暖房便座の機能も付いているので、お年寄りには優しい機能付きと言えます。もちろん、介護保険の対象商品になりますので、補助金制度の対象として見なされます。   


2010年03月18日

崖の上の?・・・魂の施工です!

本日実施した『魂の施工』報告です(^.^) 

本日のご使用者様宅は裏がすぐに山になっている傾斜地で、玄関が2階。体がご不自由なのにもかかわらず、階段を上がらなければならないという過酷さが伴っていました。

手すり配置

こちらは2階の玄関スペースに当たる部分に取り付けた手すり。25センチ程度の段差があるために、来週中にはステップ台も取り付け予定です。

左側

鉄骨階段に取り付けられている既設の手すりと高さを合わせて取り付けを行っています。

また、雨の日に濡れた手で手すりを握っても滑りにくいようにするため、敢えて室内用の手すりを使用せずに『屋外用の手すり』で施工をしてあります。

右側

こちらも既設の鉄骨階段の手すりから連続してつながるように高さを合わせてあります。

L型に曲げてあるのは、ステップ台の間口(幅)に合わせて取り付けたためという理由と、手前側が一段上がった廊下になっているので、転倒防止の柵も兼ねています。

また、今回使用した手すり固定金物は(上の写真のような)床から手すりを立ち上げる方式ではなく、壁面から手すりを立ち上げられるタイプの金物を使用してあります。

これによる一番の大きなメリットは、狭い玄関スペース(特に床面)の有効幅を広く取ることが出来る・・・ということになります。



以前にも、外部手すりでは同じような施工をしたことがありますが、まさにその時は、屋外の手すりと転倒防止を兼ね備えた施工でした。上の写真がその時の写真です。

腰壁撤去 前

このお宅には施工前に一つの問題点がありました。それはこの写真を見ていただければお判りいただけます!

実は、腰壁と呼ばれる通路部分の壁が、手すりと密着していたために、階段手すりを安全に握ることが出来なくなっていたのです!これではご利用者様の安全を確保することが出来ません!

腰壁撤去 後

そこで、今回はこの腰壁も撤去することにしました。

ご覧いただいてお判りのように、手すり部分がしっかりと握れる形に変化しています。解体した腰壁も解体前と遜色なく現存しています・・・実は施工した本人が一番驚いています・・・(笑)

本日はご利用者様チェックがありませんでした。というのも、まだ入院中だからです。
明後日には病院を退院されてご自宅へお戻りの予定。今回はそれに間に合うように施工をしたということになります。

今日は、台所スペースのフリーリング工事も同時進行で実施したので、退院してきたご利用者様が喜んでいただけるといいなぁ~と願うばかりです。   


2010年03月15日

朝から魂の施工でした。

今日は本当ならば午後に予定されていたご利用者のお宅への施工。
突然、朝からゆく予定だった別の現場が出来ないという連絡が入ったので、急遽午前中から作業をさせていただくことにさせていただくことになりました。

ご利用者様がデイサービスなどで不在でなくてホットしました。

玄関入り口

こちらは玄関です。
足のご不自由なご利用者様は、玄関の登り降りにご苦労なさっていました。ご自宅の中でも移動には杖を突かれていますので、段差のある玄関先は非常に神経をとがらせるスペースだったと言えます。

玄関を外から

こちらは玄関を外から捉えた写真です。取り付けた手すりは連続した逆T字型。

横型は・・・玄関ポーチ部分からの高さを優先で決めました。外出先から帰ってくる時に掴まりやすい高さを選択したと言うことになります。

縦型は・・・①玄関から床面へ上がる時の転倒防止として掴まりやすいこと。 ②靴を履く時に床面から玄関に腰を掛け安くするための補助になる。ということが考えられます。

廊下①

普段いらっしゃるお部屋から出てすぐの廊下部分です。

廊下①から②へ

上の写真2枚はいずれも廊下。壁の出っ張り引っ込みが微妙に異なったので連続性は無いですが、ご自分のお部屋から浴室、トイレまでの動線に沿って取り付けられているので、今まではフラフラしながら不安定だった移動が安定してくるメリットが生まれました。

浴室

浴室内です。もうかなり見慣れた写真になりましたね。縦型は体を洗うすーペースから湯船に入る時のつかまり立ちを補助する部分。

横型は、湯船から立ち上がる時の補助がメインの機能です。

トイレ

トイレ内部です。こちらのお宅は壁がタイル貼りでしたので、『振動ドリル』と呼ばれる機械を使ってビス位置に下穴を開けてからの取り付けとなりました。

この振動ドリル・・・かなり力があるので、古いタイルだと『パキッ!』とヒビが入ってしまうケースがあります。本日のお宅ではそのようなことが起きなかったので一安心でした。

さて、恒例のご使用者様チェック!

ゆっくりとした動きで普段いらっしゃるお部屋から浴室・トイレまでの動線や玄関など、一つ一つを確認されました。そして一言!『お昼ご飯も抜いてこんな時間まで頑張ってくれてありがとうね!取り付けもバッチリですよ(笑)』

この時点で13時だったので、開口一言目がご飯のことになってしまったんだろうなぁ~と思ったのですが、心優しいご利用者様のお気持ちがとても嬉しかったです。

言うまでもなく、その後自分はすぐにお昼ご飯をかき込み(吉野家でした・・・)午後からの現場へ直行したのであります。   


2010年03月14日

昔の家って大変です。

今日は天気が良かったですね。

自分は昨夜の大宴会の会場・・・石和の『花いさわ』ホテルを朝の6時に出発!
朝ご飯を食べられなかったのがとても残念でしたけど、どうしても今日じゃなきゃダメというお客様のお仕事だったので仕方ありません

本日はこの写真とは関係ない特別な商品を使った現場だったんですが、その詳しい報告はまた明日以降にお届けする予定です。

この写真は、昨日土曜日の午前中にお伺いしたお宅。介護ショップA様からのご依頼です。

風呂場

築30年以上前のお宅で、お風呂場がこのようになっています。
以前は、木製のすのこを組んでいたそうなんですが、やはり、年数が経つと腐ってきてしまい危ないとのことで撤去してしまわれたそうです。

脱衣室側

見てお判りいただけるかどうか?脱衣場と浴槽のある部分とはかなりの段差があります。

昔のお宅は今とちがい『薪炊き』だったため、風呂ガマは薪をくべるために一段高い位置にあったんです。
でも、このお宅の場合、そのカマも現代風となり、そのままの名残で床よりも一段低い位置に浴槽が設置されてしまう結果となった訳です。

説明通じたかな?

拡大

これが脱衣場との段差部分。30センチ弱あります。

この段差を解消させるためにこれから作戦を練ります。

ご利用者様のご家族の希望は、木製ではなく、腐らない耐久年数のあるもの。あまり時間を掛けずに良い案を練りたいと考えています。   


2010年03月13日

ベランダの危ない段差

今日は、介護ショップA様と共に先月現場調査を実施していた沼津のお宅へ伺って参りました。

こちらのお宅・・・マンションです。施工箇所はベランダです。

ナゼ、ベランダに施工が必要だったかと言うことは以下の写真をご覧いただければお判りいただけると思いますので、ご紹介いたしますね(^.^)

約15センチの段差

ご覧いただいてお判りいただけるように、こちらのお宅の場合、お部屋の床からベランダのコンクリート部分までにかなりの段差があります。

普段から杖を突きながら生活をされているご利用者様に取っては、この段差を乗り越えるのは非常に危なく、足を上げることもままならない状態になってきてしまっているとのことでした。



写真の上の方には洗濯機が置かれています。生活上欠かせない家事の一つである洗濯機までたどり着くにも危険箇所が難題となっていたんですね。

段差解消

そこで、今回私どもは『樹脂製のすのこ』を作成しました!
ナゼ樹脂製にしたかというと、答えは簡単です!『耐久性に優れているから』

木製で作成して塗装を掛けたすのこも良いのですが、どうしても経年劣化で弱くなりがち。安心・安全のスタンスを崩すわけには行かないので、今回のような作成方法となりました。



この樹脂製すのこ・・・かなり重いです。移動しやすいように分割して納品させていただきました。

因みに、表面に見えているねずみ色の部分は、雨に濡れても滑りにくい加工が施されています。



ひっくり返すとこんな構造になっています。四隅には、『アジャスター』と呼ばれる高さ調節機構のダイヤルが取り付けられています。なるべくお部屋の床と平行にしてあげられるようにするための作戦です(^-^)


さてさて、恒例のご利用者様チェック!本日のお言葉は・・・「いやいや、楽になったね。夏はココでごろ寝も出来そうだね(笑)」とおっしゃられ、かなりお気に召していただけたようです。

普段何気なく乗り越えているベランダの段差。体のご不自由な方々にとっては『崖の上の・・・』なのでしょうねぇ〜。   


2010年03月09日

雨でも頑張っちゃいました!

いあやぁ~!今日はメチャクチャ寒かったですね。雨も冷たかったぁ~。みぞれが舞ったエリアがあったとか?

でも、こんなに雨続きだと色々と作業に支障が出始めてしまうので困りものです。外工事の関係が完全にストップ状態(泣)

お客様は急がれているし・・・悩みどころ満載です(大汗)

さてさて、そんな天気の状況の中、我々の工事を首を長くして待っている方々がいらっしゃいます。
その方達とは、介護保険適用の体のご不自由なご利用者様達です。

今日は、天気も悪かったのですが、いち早く処理をして下さい!という介護ショップA様からのプッシュもあり、ご利用者様にもご協力いただき頑張って作業を進めて参りました(^-^)

廊下を養生

これは廊下を養生した時のもの。無理を承知でお宅の中で手すりの棒や補強板を加工させていただきました。

トイレ内部

その結果としてできあがった今日の魂の施工結果がこちら・・・。

トイレの内部です。奥行きのあるトイレ。手前の横手すりは歩行時につかみやすい高さを設定。便器寄りのL型に連続して繋げてあります。

本日のご利用者様は『白内障&緑内障』を患う目のご不自由な方。色相によっては見えないこともあるそうです。だから、奥行きのあるトイレにはいる時はいつも便器にたどり着くまでが怖かったそうです。

上がり端

2階に寝室を設けているご利用者様。当然、階段の上り下りにもかなりの恐怖感を抱いていらっしゃいました。
時には踏み外して転がり落ちそうになったこともあるくらいだそうです。

そんな危険性を回避するため、今回は階段室にご利用者様の掴まりやすい高さを設定した上で手すりを配置しました。

この写真は階段の登り始め部分です。

階段途中の始まり部分

階段は回り階段になっており、折り返しの部分に相当する階段の足を踏む板の形は『三角形』担っています。なるべく壁側の広く板がある箇所を手探りでも登り降りできるように、板巾の広い壁側を優先に手すりを配置しました。

折り返し部分

こちらの写真を見ていただくと板巾の違いがハッキリとわかると思います。壁沿いを歩かず、廻り階段の中心を歩こうとすると足を踏み外す危険度は確かに上がると考えられますよね。

2Fフロアから

こちらの写真は2階から1階へ降りていくスタート部分です。

降り始めの時に『ここから階段が始まりますよ!』ということがわかりやすくなるようになる意味も含め、手すりは2階の床がある部分にも少し横に延長して、降りるタイミングを計りやすくしました。

時と場合によってですが、この横手すり部分を取り付けないこともあります。本日のご利用者様のように目がご不自由な方や筋力に不安のある方などの場合は必ずと言っていいほど、登り切った先に延長して横手すりを連続は位置するケースが多いです。


さぁ!恒例のご利用者様チェックです。先ずは開口一番『トイレに付けた手すりは綺麗に出来てるわ。板もオシャレ。高さもいいみたい!』と笑みを浮かべて下さいました。

そして、昨夜まで恐怖に感じていた階段の上り下り・・・。『やっと掴まるところが出来たから今夜からは安心して登り降りできます。』施工後に階段を登り降りしていただいて、そんな感想をいただきました。

帰りには『寒い中ありがとうね』と暖かいお茶を出して下さいました。心も体も温まることが出来ました。

明日は、由比に手すり工事の打合せに出没。山ののり面に建つお宅だとか・・・。なんだか難しそうな施工の予感がしています(汗)   


2010年03月09日

さみぃ〜(?_?)



今日は手作り工事ちぅ。

寒過ぎです(≧▼≦)   


2010年03月04日

天気に恵まれて(^。^)

最近はぐずついた天気ばかりでパッとしませんね(悩)

さて、以前ご報告した介護ショップA様のコンクリートスロープ工事の現場。

施工したのは3月1日。朝から天気も程々によかったので作業を実施。
昨日、なんとか無事にご利用者様へお引き渡しが出来ました(^.^)

先ずは土掘り

先ずは、図面とイメージ写真に従ってスロープの位置出しをした後に庭の土を掻き出す作業から開始!

玄関部分も

玄関のチョットした段差(6センチあります)にもスロープを作ります。

これには大きな理由があります。ご利用者様宅は『老老介護』。車椅子の移動補助においても非力なご家族は段差を乗り越えさせることが出来ません。

ゆえに、玄関の部分にも小さなスロープを作ることになったんです。

メインスロープ

土出しが終わり、メインスロープのコンクリート打ちの準備までが完成。

両脇には、土がこぼれ落ちてこないようにするためにブロックを積みました。

玄関コンクリート打設
メインスロープ 駐車場側から
メインスロープ 玄関側から

それぞれの場所へコンクリート打ちが終了した時の状態です。

玄関先にも小さなスロープを作ったことで、今後は楽に車椅子を出し入れ出来ると想像されます。

また、メインスロープの方も以前あった駐車場のコンクリート壁を無くして玄関先までをスロープでつないだことにより、ご利用者様が車から降りてからすぐに車椅子に着座することができ、そのまま自宅まで楽に移動できるようになりました。

施工後のご家族様チェック!は・・・『コンクリートが早く乾いて乗れるようになって欲しいわ!これできっと楽に移動できるようになるものね。』と、はにかんだ笑顔でお話しして下さいました。

現在ではコンクリートの型枠もはずれ、ご利用をいただいております(^.^)   


2010年03月03日

廊下の段差解消

昨日ご報告が出来なかった廊下の段差解消工事のご報告です(笑)

こちらのお宅は、廊下とお部屋の段差が、1センチ5ミリありました。

昨日もご報告した通り、ご利用者様は非常に足が悪いです。屋外、屋内関係なく杖を突かないといけない状態。短い移動の時は這って行かれることもしばしば。

転倒しては危ないということから今回の工事となりました。

施工前はこんな感じの廊下

施工前はこんな感じの廊下でした。



但し、年数の経っているお宅だったので、一部の床のショウが抜けている箇所が何ヶ所もありました。そこで先ずは、そのヘコヘコしている危険箇所から直すことから開始しました。



一番多く見られたヘコヘコ箇所は、各それぞれのお部屋の出入り口の部分でした。これはトイレと脱衣室入り口の前。一番踏み込む場所かもしれませんね。

難所

今回の段差解消工事の一番の難所。
廊下部分から階段の数段が始まっていたために、この箇所の処理には非常に時間と神経を費やしました。

白っぽく見えているのは、15ミリという段差を解消させるための調整に使ったベニヤです。今回はフローリング材が12ミリでしたので、使用したベニヤは3ミリのものです。

難所をクリア

でも、作業ヘルプ部隊は優秀な部隊(笑)ですから、このように綺麗な仕上げをしてくれました。ありがたいです(ペコリ)




段差を解消した後の廊下はこうなりました。

フローリング仕上げ材は桜の木を使ったもの(決して高いフローリング材ではないですよ。あくまでデザイン的なものです)

明るく、柔らかなイメージに仕上がりました。

恒例のご利用者様&ご家族チェック!

昨日のブログにも書きましたが、開口一番は・・・『あれまっ!こりゃ便利になったね!』でした。
お宅の中へ上がるなり、ご自分のお部屋までスルスル~っと洋服を滑らせながら這って移動されていきました。

ご家族様は『やだよぉ~、ごめんなさいねぇ~』と恥ずかしそうにされていましたが、『綺麗に施工して下さって、ありがとう御座いました。まぁまぁ、お茶でも!』なんていう具合でした(笑)

久々に笑いがあふれる工事後のお引き渡し風景となりました。そして、ほっこりした瞬間を味わいました(^-^)   


2010年03月02日

本日の魂の施工は・・・

昨夜の激しい雨もなんとか上がり、一時はどうなることやらと思っていた今日の作業。

駐車場のないご利用者様宅でしたので、冷や冷やしておりましたが、無事になんとか終了させることが出来ました。

今日の作業項目は・・・
 ①浴室内に3箇所の手すり配置
 ②トイレ内にも2箇所配置。
 ③脱衣場にも1箇所手すり配置
 ④廊下の段差解消
というものでした。

1日で仕上げなければいけないという条件だったので、作業ヘルプを依頼して助けてもらいました。

今日はその内の手すり部門をご紹介。

お決まりの養生

先ずは浴室内部を汚さないためにビニール養生です。3箇所というのは3方の壁にそれぞれ配置するということなので、ぐるり一周を養生しました。

配置後

なんとか1枚の写真に収まりましたね。手すりの配置後です(笑)

右側と正面は介助者の支えがないと歩くことがままならないご利用者様の移動手段のためです。
腰も曲がり気味なご利用者様。前屈みに歩く癖が直らないご様子でした。

斜めに取付け

そんな理由もあって、浴槽脇の手すりは斜めに取り付けました。

通常は『横に平行な状態』で付けるのですが、こちらのご利用者様の掴まりやすい状態を考慮して『斜め型』での取り付けとなりました。

トイレ内部

こちらはトイレ内部です。

本日のご利用者様宅も手すりを固定するための金具位置に柱がなかったために『補強板』を打ち付けてから手すりを配置してあります。

写真には写っていませんが、反対側の壁にも縦型手すりが1本配置されています。というのも、本当にお一人では歩くことがままならないので、掴まりどころをたくさん設けておかなければならないからです。

恒例のご利用者様チェック!本日は、デイケアの費だったので、我々が作業を終えた時に丁度お戻り時間でした(^-^)

開口一番!『あれまっ!こりゃ便利になったね!』とおっしゃられました。しゃべり方があまりにも面白かったので、少し笑ってしまいましたが、ニコニコされていたので嬉しかったです。

廊下の段差解消はフローリング仕上げにしました。そのご報告はまた明日にでも・・・。   


2010年03月01日

魂の施工 実施しました!

以前お見積もりを済ませ、許可待ちとなっていた介護ショップA様のご依頼現場です。

雨が心配されておりましたが、昼間はなんとか持ってくれたので助かりました。

トイレの中です

これは、トイレ内部です。変則の逆T字型に取り付けられています。

逆T時型にしたのは奥行きのあるトイレに対応するためです。手前の一段高い横型は歩く時の高さを想定。便器脇の横型は便器から立ち上がる時の補助位置を優先してあります。

また、壁に板が固定されているのは補強のためです。手すりを配置するための金具を止める位置に柱などビスが固定できるものが無い場合は、補強をしないと手すりがはずれてしまいます。

こちらのお宅は、縦方向に柱が入っておらず、横方向に入っていたので、補強板が縦方向に付いています。

玄関から寝床へ

玄関から、寝室にたどり着くための横手すりです。

手すりの端部は洋服や杖が引っかかって転倒しないようにするため、『エンドブラケット』と呼ばれるもので取り付けます。

手すりを切ったままの状態や端部のキャップカバーだけだと危険な場合があります。体のご不自由な方のお宅へ取り付ける場合は特に気を遣わなければならない重要箇所です。

浴室までの廊下

寝室から浴室へ向かう廊下です。

廊下の横手すりは転倒防止の意味が大半ですが、脱衣室内の縦型は今回の場合、椅子からのつかまり立ち&洋服を脱いだり着たり、体を拭いてもらう時につかまり立ちをしてもらっている間に掴まるための手すりを兼ねています。

要所、要所やご家庭の事情で変わる設置場所や設置方法。明日も取付工事が予定されています。

天気が少々心配ですが、なんとか処理できればと・・・てるてる坊主をつくらなきゃ(^.^)   


2010年03月01日

魂の施工 実施しました!

以前お見積もりを済ませ、許可待ちとなっていた介護ショップA様のご依頼現場です。

雨が心配されておりましたが、昼間はなんとか持ってくれたので助かりました。

トイレの中です

これは、トイレ内部です。変則の逆T字型に取り付けられています。

逆T時型にしたのは奥行きのあるトイレに対応するためです。手前の一段高い横型は歩く時の高さを想定。便器脇の横型は便器から立ち上がる時の補助位置を優先してあります。

また、壁に板が固定されているのは補強のためです。手すりを配置するための金具を止める位置に柱などビスが固定できるものが無い場合は、補強をしないと手すりがはずれてしまいます。

こちらのお宅は、縦方向に柱が入っておらず、横方向に入っていたので、補強板が縦方向に付いています。

玄関から寝床へ

玄関から、寝室にたどり着くための横手すりです。

手すりの端部は洋服や杖が引っかかって転倒しないようにするため、『エンドブラケット』と呼ばれるもので取り付けます。

手すりを切ったままの状態や端部のキャップカバーだけだと危険な場合があります。体のご不自由な方のお宅へ取り付ける場合は特に気を遣わなければならない重要箇所です。

浴室までの廊下

寝室から浴室へ向かう廊下です。

廊下の横手すりは転倒防止の意味が大半ですが、脱衣室内の縦型は今回の場合、椅子からのつかまり立ち&洋服を脱いだり着たり、体を拭いてもらう時につかまり立ちをしてもらっている間に掴まるための手すりを兼ねています。

要所、要所やご家庭の事情で変わる設置場所や設置方法。明日も取付工事が予定されています。

天気が少々心配ですが、なんとか処理できればと・・・てるてる坊主をつくらなきゃ(^.^)   


2010年02月23日

浴室内に魂の施工

以前介護ショップAさんのお仕事でお邪魔したお宅で追加工事のご依頼です。

脳の手術をしてから、左半身が不自由になってしまったご利用者様。一生懸命リハビリ生活の毎日だそうです。

本日のご依頼は浴室内と脱衣室内に横型手すりを取り付けて欲しいという内容でした。

脱衣室

こちらは脱衣室。

写真手前が廊下。奥が浴室です。ココに付けた理由は当然のことながら浴室にはいるまでの転倒防止ですが、一方で、ご家族様にとっては、お風呂上がりや入浴前の着替えをご利用者様にしていただく時のつかまり立ちにも利用できるから・・・という考え方もあります。

養生はしっかりと

養生は本日も万全にさせていただきました。

ご利用者様によっては、昼間在宅でのデーサービスを利用される方も多いので、浴室内を汚してしまっては大変なことになるからです(^.^)

取り付けたらすぐ引き渡し

取付完了後はこんな感じ。

写真右側の壁には以前施工した手すりが付いています。

本日取り付けた手すりは通常よりもかなり高い位置に付いています。それは、ご利用者様の身体理由からのものです。
浴槽に入る時に思うような体の回転やねじりを出来ない。でも、どこかへ掴まっていないと足を上げることもままならない。

リハビリでなんとかよくなってきた体の動きを、浴槽ふちに取り付けられている赤い固定式の手すりと抱き合わせて上手に利用して入るには、体をかがめる前にも転倒の恐れがあるため、ほんの僅かな長さですが、横型の手すりが必要となったようです。

長さは40センチ程度でした。健常者ならば何ともない移動距離です。でも、体のご不自由な方にとっては、その40センチにが2倍・3倍にも感じられるのかも知れませんね。


来週もすでに2件の工事が予定されています。

安心・安全・快適な住空間のお手伝いをするため、また頑張ります(^ヘ^)v   


2010年02月22日

本日も魂の施工

今日の施工は比較的容易な内容でした。ユニットバスへの手すり設置です。

といっても、ご利用者様にとっては重要な手摺です。しっかりと施工をさせていただきました。

マークしました

足の悪いご利用者様。足を曲げるのにも一苦労です。

ご自宅での入浴にご苦労されていた模様。取り付けたのは浴室内のL型手すり。

取付施工前に再度、ご利用者様と打合せ行い、養生テープで位置出し。確実に使いやすい位置への設置をご希望されていたので、入念に糸の確定を実施しました。

結果こうなりました

取付施工後はこうなりました。

L型にしたのには理由があります。この手摺は浴槽の洗い場側のふちの延長線上にあります。

つまり、縦位置は洗い場から浴槽へ入る時に掴まるためのもの。横位置は、浴槽内へ体を沈める時や、浴槽から上がってくる時の補助となる役目の為です。


写真左側に見えるには既存で設置されている手摺。これにも十分利用価値はあるのですが、ご利用者様にしてみると、少し低い位置にありすぎたそうです。

恒例のご利用者様チェック・・・。

『今夜からお風呂にはいるのが楽しみです^-^』とおっしゃっていいただけました。

まだまだ夜は寒いです。ゆっくり、暖かいお風呂を楽しんでいただけそうです。   


2010年02月21日

休日出勤・・・魂の施工です(^.^)

昨日に引き続き、本日は午前中にお急ぎのお客様という介護ショップI様のご依頼で魂の施工を実施して参りました。

ご利用者様宅は古い浴室をリフォームして新しくユニットバスへ帰られたお宅でした。

3年前ほどに行ったようですが、その時に施工していった方が、『将来的に手すりが欲しくなっても、後から付けることは出来ませんよ!』と言っていたそうです。

我々はそこを対応します!ということで介護ショップI様と伺い、今回の工事となりました。

養生です。

ユニットバスの壁に設置用の下地を作るための穴を何ヶ所か開けるので、粉や切り子が出てしまうので、いつも以上にしっかりと養生実施。

こっちも養生

こちら側にも必要だったので、鏡なども汚してはいけないので、しっかりと養生しました。

縦型設置

こちらは、手前にL型手すりが付いていたのですが、足がご不自由なご利用者様にとっては、浴槽へ入る時に掴まりどころがなく、転倒の恐れがありました。

今回は、その不安を解消させるために、追加として縦型を設置しました。

こっちも縦型です

こちらもやはり、手前に縦型に手すりが配置されています。浴槽内へ入る時には便利だったのですが、通常はシャワー椅子に座り体を洗っていらっしゃるとのこと。

この位置への縦型設置の意味は、シャワー椅子から立ち上がるきっかけの補助としての手すりが主な理由のようでした。

恒例のご利用者様チェック・・・。

体のご不自由なご利用者様の代わりに本日はご家族様の厳しい目が判断!緊張の一瞬です(汗)

『付かないと言われていた所に手すりが付いてホッとしたわ!3年間待った甲斐があったかも(^^)』とお慶びいただけました。

今夜からは、シャワー椅子からも介助の手を借りてしっかりと立ち上がることが出来るといいなぁ・・・と想像しながら現場を後にしました。   


2010年02月17日

魂の施工・・・2日目の内容

昨日に引き続き本日も沼津のご利用者様宅へ施工へ伺いました。

今日は、昨日よりも一段と寒かったので、ズボンの下にヒートテックの下着を着込んでしまいました(笑)

さて、本日は一番の難所?和風の繊維壁に階段手すりを取付です。

上から

今日は、屋内階段と同様に両方の壁に手すりを取り付けました。

和風の『繊維壁』と呼ばれるタイプの壁下地だったので、廊下と同様に『木製の補強板』を取り付けてからの施工を実施しました。

写真左側の手すりは、2階廊下部分に立ってからも一歩分の一握りをしっかりと出来るようにするため、横に60センチ程延ばしてあります。また、左側の壁は、柱そばに支柱を立てる格好で、下まで連続させています。

下から

下から除いた感じはこのようになっています。どちら側の壁にも板が配置されているのがお判りいただけるかと思います。

これを取り付けるのが意外に手間取ります。というのも、柱位置がどこにあるのかを探ってからの取付となるので、作業がなかなか思うように進まないからです。

まわり階段

本日の、需要施工箇所です!

通常ならば、壁沿いに手すりを配置していくのが普通なのですが、こちらのご利用者様はとにかく両方の手すりを両手で掴まりながら出ないとなかなか階段の上り下りが出来ません。

そこで、なるべく手すりと手すりの間の距離を縮めるために、壁沿いの手すり配置ではなく、斜めに手すりを飛ばす方式で今回は施工を実施しました。


恒例のご利用者様チェック。本日は、この重要施工箇所をいたくお気に召していただけたようで、満面の笑みをいただくことができました。

明日は磐田の介護関連施設の残工事を実施します。遠州の空っ風が吹き荒れないことを祈るばかりです(^○^)   


2010年02月16日

魂の施工・・・初日の内容は

お昼に途中経過を報告した本日の手すり工事の現場。

まだ、やる場所があるんですが、本日分公開です(^ヘ^)v

内部階段

お昼過ぎから組立を始めた内部階段の手すり。

1階が店舗になっているご利用者様のお宅は、2階が玄関なんです。

足を悪くされたご利用者様・・・片方には建設当時の手すりがしっかりあるのですが、両方の腕でゆっくりつかみながらでないと、お一人で外出が出来ないとのことでした。

玄関前

玄関を出てすぐの手すり形状はこんな格好。

最後がクネッ!と変な斜め形状になっているのは、既設の手すりに新しく設置した手すりの高さを合わせたために生まれた形状なんです。

もっと、スッキリやりたい気持ちもあったのですが、何とも上手くいきそうになかったので、今回はこういう形での納品とさせていただきました。

ホール

玄関からリビング方向への横手すりです。ご利用者様のお宅は、古い塗り壁のお宅でしたので『補強板』を手すりの脱落を防止するために設置。

靴を脱いでからスムーズに移動できるように知るために、連続性のある形状での手すり設置方法をとりました。

浴室

今回、一番心配していた設置場所・・・浴室です。

浴槽奥に見えている横手すりはいつも通り、なんの問題もありませんでした。しかし、今回は、シャワーに面した壁に一風変わったご要望をいただいていました。

奥から手前に掛けて、先ずは2m程の横手すりを配置(高さ的には椅子に座ってスッっと手を伸ばした程度の高さです)。立ち上がるためと、移動に便利な横手すりをご希望されていたんです。

なかなか、このような形での手すり設置は既製品手すりでは不可能です。また、奥と手前では壁からの飛び出し距離も異なったため、接続金具の選択にも気を遣いました。

また、2mという長い距離でしたので、途中でたわんで体重を掛けると曲がってしまう恐れ(=転倒につながる恐れ)もあったので、途中での補強方法にもご利用者様とは数回にわたり打合せをさせていただきました。

恒例のご利用者様チェック!!(本日施工分に関してですが・・・)

一番感動されていたのは『浴室』、2番目は『内階段』でした。今まで一人での外出が出来なかったけど、これからは散歩にも出かけられるようになった。桜の時期に間に合ってよかったよ!

すごく印象的なご感想をいただけました。

明日残された残工事も、ご利用者様に喜んでいただけるように頑張ります!   


2010年02月16日

魂の施工…実施中(^^ゞ

今日はめちゃくちゃ寒い!手がかじかんじゃいます(泣)
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2010年02月10日

本日も魂の施工

今日の施工はお風呂場へ手すり1箇所でした。

でも、この手すりの重要性はご利用者様にとっては大切な物。
しっかりと施工をさせていただきました。

施工前

こちらは施工前の写真。シャワーの脇に縦型が既存で1本付いていました。

しかしながら、浴槽がかなり深いので、入る時には左側の壁に手を着きながら入られていたようです。

でも、濡れた手で触ると当然滑りますよね。今回はそれを解消する意味も含まれていました。

施工後

施工後はこうなりました。取り付けたのは浴槽の窓に面した壁面のL型手すりです。

浴槽が深いと言うことはさっきお伝えしたばかりですが、手すりが求められるのは湯船につかる時ばかりではなく、湯船から出ようとしている時にも重要なのです。

お湯につかっているので当然『浮力』が作用しますが、深さのある浴槽から体を引き上げるのは体のご不自由な部分の残るご利用者様にとっては重労働です。

今回は、浴槽への出入りに対応した取付工事ということです。


恒例のお施主様チェック!(ちなみに、ご家族様のお一人が、自分の施工中ずぅ~と後ろで見ておられました。大汗カキカキ状態だったんです・・・(笑))

『うちは古いし、過去に浴室リフォームをした経緯があったので、取り付けたい場所にはブロックが詰まれているという話で、以前調査に着てくれた方は手すりは付かないですよ!と言って帰られてしまいましたが、今回、お宅に付けてもらえて本当に大助かりです。ありがとう!』

というお言葉をいただけました。事実、取り付けたい壁面の内部構造によっては確実な取付工事が出来ないこともあります。
しかしながら、今回はその難題をご家族様のリフォーム実施時の記憶を頼りにクリアすることが出来ました。

『ありがとう御座いました』と言いたかったのは、実言って私も同じ気持ちでした(^○^)
  


2010年02月06日

わかりやすい提案を!

今日は、今後予定される住宅改修工事の打合せにショップAさんとケアマネさんに同道して伺ってきました。

ご利用者様は車椅子生活を強いられています。
さらに、こちらのご家族様は現実問題として『老老介護』の状態。子供さん方は別々にお暮らしとのことでした。

一番の問題は段差です。現在、自宅から外出する時や帰宅する時、若者であれば何の問題もなくクリアできそうなチョットした段差でも車椅子を持ち上げたり傾けたりすることが出来ないので、大変苦労されているとのこと。

イメージ写真

この写真の青い線がコンクリートスロープに該当する部分。誰が見てもイメージが湧くように作ることにしました(^.^)

作成図面

写真と合わせて、平面的な寸法がわかりやすい図面も同時に作成しました。

ご覧いただいてお判りいただけたでしょうか?少々疑問符ですが・・・(汗)

今回は玄関のポーチと内部の段差6センチを解消させるためのコンクリートスロープと、現在お庭になっているなっている部分と駐車場スペースをつなぐコンクリートスロープを作成することを提案することになりました。

ご利用者様は、すでに介護保険を一度ご利用になっておられ、保険求償枠が少なくなっているので、提案内容も吟味した上で提案しようと考えております。   


2010年02月05日

魂の施工を実施しました!

本日は魂の施工報告です!

ご利用者様は足がご不自由。杖を突きながらでないと自宅の中で歩行が困難です。

玄関側

玄関から入ってすぐの壁。
支え持つところがないため、居間までは腰を掛けながらの移動でした。

玄関から寝室へ

大きな鏡を避けながら、廊下の左側には一番奥にある寝室まで横に手すりを配置しました。

高さは、身長の高いご利用者様に合わせ、通常よりも高い設定で取り付けました。
高さ基準の目安は、気をつけ!をした姿勢をイメージした場合、手のくるぶしの高さ程度が丁度いいとされています(^.^)

トイレの中

トイレの中です。ご利用者様は男性。掴まって用足しを出来るように扉を開けてからすぐの位置から手すりを配置しました。

切り欠き作業切り欠き作業2

今回のポイントはこの金具。壁面にビス固定するための下地がない場合に用います。

今回はこの金具をドア枠に固定しました。ただ、ドア枠に化粧枠のような物が付いていたので、ご利用者様のご家族様に許可を得て、金具をしっかり固定できるようにするため、その化粧枠をノミ(大工道具です)で加工させていただきました。

浴室内

浴室内にも配置。すでに何ヶ所か建設当時の附属ものとして付いている物があったのですが、浴槽にたどり着くまでにはやはり横型が必須と言うことで設置となりました。

恒例のご利用者様チェック!本日は、ご利用者様ご本人が触る前に、ご家族様がお慶びになるという珍しいケースでした。私たちも楽になるわねぇ〜・・・と(笑)

手すり工事は本来ご利用者様mの日常の快適な空間を創造するための補助として取り付けるのもですが、そこに住まわれているご家族様にとって邪魔になってしまっては元も子もありません。

ご家族様にもお慶びいただく・・・重要な要素なのかも知れません。改めて気がつくことが出来ました(^_^;)   

2010年02月02日

広縁先のステップ台

本日は、手摺付きステップ台のお話しです。

実はこのお宅、広縁の床面から、コンクリート面までの段差が46㎝もありました。



足のご不自由なご利用者様にとっては、お庭に出て行こうにも転倒の恐れがあまりにも強く、掴まりどころが無く大変な箇所。

そこで、滑り止め加工を施した階段ステップを作成。両側にはしっかり掴まることの出来る手摺も配置。



今までは、46㎝の段差をこわごわとお尻を付ながら降りていましたが、これからは階段を2段設けたことで、手摺を掴まりながらゆっくりと降りられるようになりました。



ただ置いたままでは、何かの拍子にこのステップ台ごと転倒してしまう危険性があるため、コンクリート部分とサッシの枠の下部分で2重ロックの意味を込めて、金具で固定しました。

これで、明日からは安心です^^;
  


2010年01月19日

介護保険 住宅改修事業者説明会

今夜はこれから介護保険の住宅改修事業者対象の説明会です。



新しい制度があるか、しっかり確認です(^.^)b   

2010年01月18日

玄関タイルの滑り止め

今日は、昨年末に施工済の手すり工事に加え、予定されていた追加分工事を施工してきました。



本日の施工は、『玄関タイルの滑り止め塗装』。雨で濡れて滑りやすいタイルに特殊な塗料を塗って滑らないようにさせる作業です。



この商品、よく利用されるのは浴室、プールサイドや高層ビルの御影石などツルツルした石面でできあがった出入口など、美観を損ねないように滑り止め仕上げにすることが可能です。



2種類の専用剤を混ぜ合わせます。



そして、『骨材』と呼ばれる、細かい顆粒状のような、わかりやすくいえば『砂のようなもの』を混ぜ合わせます。

この砂のようなものが塗材と一緒に塗られ、乾くことによって表面がザラザラになり、滑りにくくなります。



さぁ、仕上がりです。
商品自体は色が透明色なので、施工してあるか否かわかりにくいですが、手で触るとざらざら感がハッキリとわかります。

ご利用者様のご家族は靴下でこの上を試し歩きされましたが、引っかかりが確かなことを糸のホツレで理解していらっしゃいました(笑)   


2010年01月13日

今年最初の手すり工事

今年最初の手すり工事です。

今日は本当に寒かったですね。風も吹いていたし・・・。
施工していた場所には1日中日光が当たらなかったので、体が芯から冷えてしまいました(泣)

浴室内①

浴室内部です。何本も同じような縦型が付いていますね。これには訳があります。
こちらのご利用者様、先ず、身長がとても低いです。さらに、足が既にチョコチョコ歩きに近い状態。

手すりがない時は、浴室内の椅子から立ち上がるのにも苦労し、湯船につかろうとする時は蛇口に手を置いてまたぎながら入浴していたとのこと。とても危険!

蛇口などをつかんで入るような場合は特にその危険度は顕著です。クルッ!と蛇口がまわりでもしたら体重が掛けられているので、そのまま頭から湯船に落ちていってしまうことが考えられます。

浴室内②

浴槽ふちにも手すりを配置しました。

これは、湯船から出てくる時に丁度良い高さを優先しています。

玄関正面

玄関です。
向かって左側にはご利用者様がよく出かける道路へ通じています。
右側はご自宅のお庭へ通じています。

どちらへお出かけになる時でも対応できるようにするために、玄関の両サイドへ配置しました。

玄関左側

壁から2本横が伸びているウチの下側は『振れ止め』といって手すりの補強を兼ねています。
体重が掛かる部分ですから、グラグラしていては恐怖心が湧いちゃいますからね(^^)

玄関右側

お庭側です。
こちらは、左側と少し異なり、玄関ポーチが右側に大きく出ている分を多少L型に変形させてから道路側に手すりをのばしてあります。

こうすることによって、玄関ポーチ部分のデッドスペースも少なくて済み、かつ、なるべくお庭へ安全に(移動距離も短く)降りられるようになるので、一石二鳥といえます。


恒例のお施主様チェック!新年早々の施工で「そそう」が無かったかどうか心配でしたが・・・。
『寒い中ご苦労さん!高さも丁度良いよ!』と言っていただけました。ホッ!

今年の『魂の施工』も順調に滑り出せたようです(^_^;)   


2009年12月28日

今年もあと少しですね(^○^)

今年最後の手すり工事のご報告です(^^ゞ

本日のご利用者様は足がご不自由なお施主様。
微妙な高さを乗り越える時に、非常にゆっくりな動作かつ掴まるところがないと転倒の危険性が非常に高い方でした。

伺ったところ、過去に何度も転倒をされ、頭を強打されてしまったこともあるとか。
大事に至ったことはなかったのは奇跡に近いとのことでした。

玄関ポーチ

大好きなお庭へ行きたい!その気持ちがはやり、杖を突きながら降りていた玄関ポーチ。
微妙に通常の階段部分の高さが高い。でも、体のご不自由な方にとっては大きな山に登るのと同じくらい労力を要する場所です。

玄関ポーチ

玄関扉を開けてすぐに握れる位置から手すりを配置。
階段の上り下りの時にもしっかりと握れるように、連続してお庭と同じ高さまで斜めの手すりを伸ばしてあります。

そして、降りてから数歩分、体の体制を整える時の補助として横手すりを約45センチほど配置しました。

浴室内

浴室内部です。
下地が磁器タイルであったため、ビス固定するための下穴を開けなければなりません。

浴室内部を汚さないため、いつも通り、養生から始めました(^^ゞ

浴室手すり設置後

配置したのは縦型手すり。浴槽へ入る時の補助です。

今までは、浴槽ふちの蛇口やシャワー栓などに手を着きながら入ってらしたようですが、濡れた手で触り転びそうになった経緯があり、今ではほとんど湯船につかることが無かったそうです。

縦に手すりを配置したことで、そこへ掴まりながら浴槽ふちをゆっくりとまたぐことが出来、安全に湯船に入ることが可能になりました。



そして、取付後はいつもの通りご家族の方と手すりの検証会!今日もドキドキしました。

そして、その検証後にいただいたご利用者様ご本人のお言葉は・・・
『もっと早くやってもらえばよかったよぉ~。今晩からは安心してお風呂に入れるし、外へ出かけるにも安心になったよっ!』でした。

目を細めながらこうおっしゃっていただけたのでとても安心しました。本日も新たなご利用者様に『安心と安全』をお届けすることができました。

年明けは1/5から業務開始!来年もよい年になることを願い、明日あと1日仕事納めの1日を頑張ります!(^.^)   


2009年12月28日

今年最後の手すり工事

魂の施工実施中!

今年はコレが最後です。ご利用者様に安全と安心をお届けします(^^ゞ    続きを読む